「アームチェア・ディテクティヴ(Armchair Detective)」の和訳で、推理小説の形式の一。 主に、自ら事件現場に赴かずに、手元にある証拠等だけで事件を解決する探偵又はそのような探偵によって解決される物語をいう。 「ベッド・ディテクティヴ」ともいう。
ハリイ・ケメルマン『九マイルは遠すぎる』ISBN:415071102X ジョセフィン・テイ『時の娘』ISBN:4150727015 都筑道夫『退職刑事』 バロネス・オルツィ『隅の老人の事件簿』
「探偵」と聞いて、真っ先に思い浮かべるのはどんな姿でしょうか。 現場を駆け回り、虫眼鏡で証拠を探し、犯人と対峙する……そんなアクティブなイメージが一般的かもしれません。 しかし、ミステリー小説の中には、そうした探偵像とは一線を画す存在もいます。 一歩も部屋から出ず、伝え聞いた話だけで事件を解決する「安楽椅子探偵」です。 現場の空気すら知らないはずの人物が、なぜ話を聞くだけで真相にたどり着けるのか。 本記事では、その知的な仕組みと、読み始めたら止まらない名作の世界を紐解きます。 安楽椅子探偵とは何か? なぜ「見ずに」解けるのか。その論理の正体 「動く探偵」との決定的な違い 安楽椅子探偵小説の名作…
ページ内のリンクには商品プロモーションが含まれています 「時を戻すことができました。――○○のアリバイは、崩れました」「アリバイ崩し」を副業とする、美谷(みたに)時計店の店主・美谷時乃(みたにときの) 那野(なの)県警捜査一課の新米刑事である「僕」は、今日も彼女に難事件のアリバイ崩しを依頼する。 今回は、同じ時刻に離れた場所で起きた二つの事件の容疑者が同一人物という、「二律背反のアリバイ」で――。 ドラマ化・マンガ化された「アリバイ崩し承ります」シリーズの、第2作『時計屋探偵の冒険 アリバイ崩し承ります2』収録作品です。 2021年10月発表。 第75回日本推理作家協会賞短編部門受賞。 時計屋…
時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 著者 : ジョセフィン・テイ 早川書房 発売日 : 1977-06-22 ブクログでレビューを見る» スコットランド出身のイギリスの作家ジョセフィン・テイの長篇ミステリ作品『時の娘(原題:The Daughter of Time)』を読みました。ジョセフィン・テイの作品は初めて読みました。-----story-------------英国史上最も悪名高い王、リチャード三世??彼は本当に残虐非道を尽した悪人だったのか? 退屈な入院生活を送るグラント警部はつれづれなるままに歴史書をひもとき、純粋に文献のみからリチャード王の素顔を推理する。安楽椅子探偵ならぬベッド…
ページ内のリンクには商品プロモーションが含まれています 1947年ロンドン。 アメリカ人女性サリーは、イギリス人のピーターと結婚して渡英し、幸せな新婚生活を送っていたが、旧友からの手紙により、おばが夫を毒殺してみずからも自死したことを知る。 問題は、アメリカにいるサリーの7人のおばのうち、手紙に書かれた人物が誰なのかわからないことで――。 1947年発表の、犯人探しだけでなく被害者探し(&安楽椅子探偵もの)で有名な「変格推理小説」 リンク \読みたい項目へGo ♪/ ■目次■ 「七人のおば」あらすじ 「七人のおば」作者パット・マガー 「七人のおば」感想 うまい! 恋愛ものが苦手な方にはおすすめ…
ページ内のリンクには商品プロモーションが含まれています ――ニューヨーク市警殺人課に配属されてから足かけ五年になるが、いまもって、いつか、だれかが、わたしの秘密をかぎつけるのではないかと考えるたびに背筋がぞくぞくする――ことに、わたしが解決した事件の大半は、実はわたしの母が解いたのだという秘密を。(第2話「ママは賭ける」より) 毎週金曜日、刑事のデイビッドは妻と共に実家を訪れ、ママの料理を囲みます。 食事の席で息子が話す難航中の事件の謎を、たちどころに解いてみせるママ。「こんな事件で、なにをもたもたしているのやら、知りたいものだね」 歯に衣着せぬママのキャラクターも楽しい、安楽椅子探偵ものミス…
名探偵のままでいて (宝島社文庫) 作者:小西マサテル 宝島社 Amazon <あらすじ> かつて小学校の校長だった切れ者の祖父は現在、幻視や記憶障害といった症状が現れるレビー小体型認知症を患い、介護を受けながら暮らしていた。しかし、孫娘の楓が身の回りで生じた謎について話して聞かせると、祖父の知性は生き生きと働きを取り戻す。そんな祖父のもとへ相談を持ち込む楓だったが、やがて自らの人生に関わる重大な事件が……。古典作品が彩る安楽椅子探偵ミステリー! <評価>★★★☆☆ 教師である主人公の楓が、様々な事件に関して、認知症であるが時に冴え渡った知性を閃かせる祖父に相談し解決する内容。碑文谷さんこと楓…
ボーン・コレクター 上 (文春文庫) 作者:ジェフリー・ディーヴァー 文藝春秋 Amazon ボーン・コレクター 下 (文春文庫) 作者:ジェフリー・ディーヴァー 文藝春秋 Amazon 読了してから一か月以上経過してしまいましたので、もう「読んだという記録」を残すためだけの記事になってしまいそうです。 なのでいつも薄っぺらい感想も、今回は輪をかけて薄っぺらいものになると思いますがご容赦ください。 さて、まずはこちらを・・・。 wakuwaku-mystery.hatenablog.com 自分が2023年中に読んだ作品の中で断トツで一番面白かったのが『クリスマス・プレゼント』でした。 この作…
いよいよ本番が3日後に迫ってきました。もう何回喋ったかわからない演目(アガサ作品)ですが、初めての大舞台に訳もなくびびっております。下調べをすればいいのに、つい違う資料に目が行ってしまうのは、宿題を前にした学生のようなものでしょう。 というわけで(どうゆうわけ?)、棚に鎮座した読みかけのミステリーに手が伸びてしまいました。 『オックスフォード運河の殺人』は、イギリスのミステリー作家 コリンデクスター(1930-2017)、の傑作です。代表作に、「ウッドストック行き最終バス」、「謎まで3マイル」、「キドリントンから消えた娘」、「主任警部モース シリーズ」、などなど。 イギリスの交通網の発達の歴史…
山本美月さん主演でドラマ化された作品です 2020年にテレビドラマ化された作品です。知っている方も多いかと思いますが、ドラマと原作は、雰囲気が少々違います。山本美月さんが演じた天野ゆいかは、影のある女性です。ちょっとした秘密や事情を抱えていました。一方、原作の主人公:天野ゆいかは、いたって普通のOLです。確かに、少し癖のある人間ではありますが、一般の大人の女性です。ドラマはドラマ、原作は原作で、それぞれの良さがあり、それぞれの面白さがありました。どちらも知らないという方は、ぜひ、原作から読んでみることをお勧めします。 ランチ探偵 安楽椅子探偵の華麗な推理を味わえる作品です。推理の前に、ランチが…