完封は、野球において、試合終了まで相手チームに得点を与えないことであり、その場合に勝利投手となった投手に記録される。
投手が初回無死から試合終了まで投球し、無失点で勝利投手となればコールドゲームとなった場合なども、その投手に完封勝利が記録される。ノーヒットノーランや完全試合は完封が前提である。
なお、原則として1人の投手が完投で投げきり、相手チームが無得点である場合に記録されるものであるが、公認野球規則10・19(f)によれば、1回無死・無失点の状態で先発投手が降板し、交代出場した投手がそのまま試合終了まで無失点で抑えた場合には、交代した投手に完封が記録される。ただし試合開始時から投球していたわけではないため、完投は記録されない。
現在では、野球に限らず、スポーツ全般において、相手チームを無得点に封じることとしても使われている。