進化論の一つ
生物の進化において、一度進化の方向が決まると、ある程度その方向への進化が続くように見える現象のことを言い、その傾向があることを認め、それを進化の原因とみなす説のことである。 T.アイマー、E.D.コープ、H.F.オズボーンらによって提唱された。 アンモナイトの殻が巻かれる方向に進化したことや、オオツノジカの巨大な角などが代表的な例とされる。
『脳はなぜ「心」を作ったのか―「私」の謎を解く受動意識仮説』(前野隆司 / ちくま文庫)を読みました。 意識が発生した経緯や理由を、機械工学の研究者の方が紐解こうと試みた本です。 〈私〉とは、(中略)「〈私〉というクオリアは〈私〉である」、という決まりが脳の中に定義された結果作り出されたクオリアに過ぎないと考えられる。(120,121ページ本文より抜粋) 進化とともに「意識」というものが出来た以上、人間の身体一つに、一つの〈私〉というものの決まりが定義された。それだけの話なのだ。(121ページ本文より抜粋) ヒトではない種の動物やロボットも、〈私〉というものを持っているのでしょうか。〈私〉とは…
先日、妻と淡水魚の水族館を訪ねました.大きな敷地の中には大きな池が会って、その中心にガラス張りのルーブル美術館のような建物があります.水族館の入口には鯉のぼりを模した、何百もの鮎のぼりが風を吸って、元気よく泳いでいました.見物人は少ないのでゆったりと静かな空間で集中して魚を観察することができました.マス、ヤマメ、タナゴ、フナ、オイカワ、コイ、ドジョウ、ウナギ、カエル、イモリ、ザリガニ、サワガニなど淡水でよく観られる生物がゆったり暮らしていて、少し羨ましく思いました.ガラスから差し込む日光が眩しくて、蓮の葉は大きく葉を広げるのとは対称に、我々は瞳孔を小さくして少し暗い館内を探索します.淡水魚だけ…