【史料1】 長禄二年(1458)七月二十五日条 (『大乗院寺社雑事記』1─440頁) 廿五日 一室町殿義─政 御拜賀、扈従公卿 (中略) (語) 一九条大納言殿御共三条実文朝臣、於殿中腹気子細在之、言悟道断次第、 先代未聞事云々、 「書き下し文」 一つ、九条大納言殿の御共三条実文朝臣、殿中に於いて腹気の子細之在り、言語道断の次第、先代未聞の事と云々、 「解釈」 一つ、九条大納言政忠殿のお供の三条実文朝臣が、烏丸殿で腹痛になった。とんでもない状態で、前代未聞の出来事だという。 Sanefumi Sanjo, an attendant of Masatada Kujo, developed a s…