新宿武蔵野館で五十嵐耕平監督の「Super Happy Forever」を観た。まだかろうじて夏の知覚を覚えているこの時期に、必要十分でよくできており、同時に、映画の外へと緩やかに繋がっていくような印象を残してくれるこの素晴らしいバカンス映画を観られて幸福だった。 youtu.be ※作品の具体的な描写に触れています 宮田の問い「Super Happy Foreverであることはいかに可能か」 この映画において最も核心的な問いを発しているのは宮田である。 「永遠にめちゃくちゃ幸せであるということはいかに可能か」という問いである。正確にはそれをそのまま言葉にしているのではないのだが、代わりに彼は…