私は老人ホームで介護士として働く「かいごの木」です。日々、ご利用者様と接する中で、認知症と非認知症の違いについて考えることがあります。同じ「もの忘れ」でも、その意味は大きく異なるのです。 認知症とは、脳の病気によって記憶力や判断力などが低下し、日常生活に支障をきたす状態を指します。一方、非認知症は、加齢による脳機能の低下はあるものの、日常生活に支障なく過ごせる状態です。 認知症と非認知症の違いは、症状にも表れます。認知症の場合、以下のような症状が現れます。 記憶障害: 昨日あったことを忘れたり、約束を覚えられなかったりする。 判断力の低下: 適切な判断ができず、危険な行動をとってしまう。 性格…