夜中にふと目が覚めた時に窓をあけて煙草を喫う。いつも眠りが浅くて少しの物音でも起きてしまう。しばらく眠れないこともザラにある。時間的にも誰かに連絡できないし、そもそも連絡をするような相手もいない。いや、いるにはいるが、一言連絡を入れることで起こしてしまうのは忍びないから結局ひとりで過ごす時間になる。 ベッドからのそのそと起きて、煙草とライターと灰皿を手に窓辺に寄りかかる。24時間年中無休のコンビニの看板がまぶしい。まだ暑い時期だったら流れる汗に耐えかねてアイスでも買いに行ったけれど、生憎と日に日に気温が下がってきていて、なんならしんしんと雪が降り積もっていて、着の身着のまま気軽に外へ行くことが…