暮れも押しせまった先日、山梨県の富士山麓、青木ヶ原樹海を訪ねてきました。 青木ヶ原樹海は、今なお自殺者の多い地域として知られています。 私がその深刻さを知ったのは、今から10年ほど前でしょうか、富士樹海で自殺する人があまりに多いため、地元で自殺防止のネットワーク組織が作られ、その様子をテレビで偶然見た時でした。 自殺未遂の男性が、樹海入口の駐車場で警察に保護されている姿が映し出され、その光景が今もはっきりと目に焼きついています。 私がカウンセリングの活動を始める動機となったのが、神奈川県座間市で起きたアパート遺体遺棄事件、そして電通元社員の高橋まつりさんの過労自殺です。 いずれも、若く尊い命が…