「学修成果の可視化」が公的な政策として掲げられた嚆矢は、おそらく平成25年(2013年度)教育再生実行会議「これからの大学教育等の在り方について(第三次提言)」(平成25年5月28日)と、それに続く文部科学省による平成26年度(2014年度)「大学教育再生加速プログラム(AP)」である。2000年代から名前を変えながら文部科学省によって続けられてきた、各大学に対して資金を配分することによって大学改革を推進する政策である。学部を対象にしたものとしては、「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)」、「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」、「大学生の就業力育成支援事業(就業力GP)」な…