今日教えていただいた禅の言葉 微風幽松(びしょうゆうしょう)を吹く (寒山詩) 日本の坐禅は、臨済宗といった禅宗だけでなく、あらゆる宗派が坐禅をやっている。なので、公案も天台宗、真言宗の話も入ってくる。仏教だけでなく、老荘思想、神道、儒教など、共通した真理に基づく公案もある。 「微風幽松を吹く」は、かなり昔から公案として使われている言葉で、寒山拾得(かんざんじっとく)という風狂(ふうきょう)の僧の詩。寒山拾得は、行動が奇矯な人で、山に住んで、ゴミを食べて生きていた?!と言われる。歴史上の存在は不明で、伝説の人だが、多くの詩を残していて、寒山詩と言われている。 *風狂(ふうきょう)もと精神病者(…