睡眠中に無理な姿勢を取ったり、無理な首の動かし方をすることで首の筋肉に負担がかかり、起床時に痛みが生じる症状。
これらの要因で寝ている間に頸部にある筋肉や関節などの周りの組織を損傷し痛みを伴うとされている。
痛めた部分が炎症をおこしている可能性があり、寝違えた直後は冷却が適してるとされている。軽度の痛みでは、温めても問題がない場合もあるが、悪化する場合もあるため、判断に迷うときは冷却が無難。
寝違えによる痛みが筋虚血によるものであれば、運動やストレッチなどにより血流の改善を図ることで解消される場合もあるが、逆に靭帯損傷や靭帯の炎症である場合、伸展刺激などによって症状が悪化する場合もあるため、無理な運動は控え、安静にしておいた方が良い。
通常は数日以内に解消するが、症状が取れない場合や、堪え難い場合、また、眩暈や手足のしびれ、麻痺などの他の症状が伴う場合は医療機関への受診を。