ウクライナ・ロシアも、イスラエルや中東諸国も、聞くところではミャンマー少数民族もドローンを有力な戦術兵器として使っている。巨大な戦艦が航空機や潜水艦に駆逐されたように、高価な兵器がより安価なものに置き換わっていくのは戦場の棋理(*1)である。 今試験航海中だというが、中国海軍の巨大空母「福建」など、雲霞のごときドローンに押し包まれれば「ただの標的艦」になってしまうだろう。では対ドローン戦術はどうするかというと、候補の一つはGPSを狂わせるような電子/電波兵器。 TVドラマ「NCIS」のエピソードに、首都を目指してくる連絡のとれない民間機を、 ・自動操縦機構をハックするのは出来なかった ・GPS…