専門職としての援助業務遂行のための組み立てと実行、を考える際、病院に勤めるソーシャルワーカーだった場合、専門職としてソーシャルワーカーが病院に存在する意味を明確にし、存在を育み、広がりを持たせ、かつ、際立たせることと、いざというときにはその原点に戻って、「私はここで誰に対して何をする人か」を考えることが、クライエントにとってもソーシャルワーカー自身の成熟にとっても大切だと思います。 スーパービジョンでは、多くのソーシャルワーカーが、クライエントとの信頼関係が構築しきれていなかった事例を検討してほしい、と取り上げます。なぜならソーシャルワーカー自身の居心地が悪いのです。もちろんクライエントも居心…