こんにちは。冨樫純です。 倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 公衆衛生の倫理学 実は、ミルの立場だとあまりに個人の自由を尊重しすぎており、現在の公衆衛生活動の多くを正当化することができなくなる可能性がある。 そのため、公共政策としての功利主義は、ミルの立場を何らかの形で「乗り越える」必要があると思われる。 そこで、現在の公衆衛生の倫理学とその課題について素描、筆者が考える方向性を簡単に示しておこう。 イギリスやアメリカでは、2000年前後から公衆衛生の倫理的側面に注目が集まっている。 そ…