10代の死因1位自殺に『天声人語/260328』は思う▼家族や近しい人だけでなく、もう顔も忘れてしまった人たちにも、やさしくしてもらった▼益田ミリさんの寄稿。近所のおばさんは<わたし>の絵を見て「上手やなぁ」。先生はビリをほめてくてた「一番後ろに並んで偉かったな」。うれしかった。元気になった▼熱を出したとき、冷たいタオルをのせてくれたおばさんのネギの匂いのする手。自転車で転んで泣いていたのを助けてくれたお姉さんの声▼自殺した小中高生が昨年、過去最高の538人。この社会はどこか間違った方向に進んでいないか▼彼女や彼が<大丈夫>と思える成分に、私たちはなんとかなれないか。ネギの匂いのする手は、どう…