てっきり{アール・ブリュット}専門館かと思っていたら少し外れた方向性の企画展も開催されるのね。 もっとも根っこには共通の部分があるよう。 計八名の作品が並ぶも、今回の目当ては主に二人。 『小島美羽』は遺品整理の会社で整理や特殊清掃に従事。自宅死、殺人、自殺などの現場で目の当たりにした情景をミニチュアで再現している。 展示は三点。ゴミ屋敷と孤独死と、あと一つはひょっとして殺人? 当然そこに人の影はないものの、何れもが居ない主の記憶が偲ばれる。 本展示は、係員に声掛けすれば、実際に触れることができるよう。 『大森克己』の作品は〔心眼 柳家権太楼〕。 落語をラジオやCDの音声だけで聞く、或いは文字に…