西岡常一、小川三夫、塩野米松の「木のいのち木のこころ」を読んだ。 木のいのち木のこころ―天・地・人 (新潮文庫) 作者:常一, 西岡,三夫, 小川,米松, 塩野 新潮社 Amazon 数年前に文庫を買って途中まで読んで放置していたんだけど、最近ふと手に取ったらおもしろくて最後まで読んだ。最高にいい本だった。 宮大工として一人前になるまでに最低でも10年。住み込みで一緒に生活して、でも言葉では何も教えない。みんな時間さえあれば研ぐ。 僕も大学を出て設計事務所に勤めていた時は薄給で働いていた(鵤工舎よりも安いかもしれない)。大学の同級生は当時就職氷河期だったとはいえみんな大企業に勤めていて自分から…