推理小説作家・翻訳家。 元夫は生島治郎。作家生活を優先させるため離婚。
昭和9(1934)年東京生まれ。 昭和34(1959)年、EQMM第1回短編コンテストに応募した「我が盲目の君」が準佳作となる。 昭和38(1963)年、第1回オール讀物推理新人賞の候補作になった『弁護側の証人』でデビュー。 昭和60(1985)年、事故により没。
やや芝居がかっていてメロドラマ風の文章も、独特な雰囲気で、おもしろく読みました。ストーリーにも人物にも、昭和時代が色濃く反映されているミステリ小説です。 弁護側の証人 (集英社文庫(日本)) [ 小泉 喜美子 ]価格: 693 円楽天で詳細を見る 2000年代の作品のような気持ちで手に取りましたが、読み終わって解説を見たら、元々は1963年に発表された作品でした。なるほど、文章やストーリーについて、いろいろ納得しました。 いま流通している文庫の形になったのが2003年で、そのころミステリ好きの間で話題になったため、そのころ書かれた作品であるかのように私が間違えて覚えてしまっていた、みたいです。…
Zoom読書会 2024.10.26【テキスト】『弁護側の証人』小泉喜美子(集英社文庫)【参加人数】出席3名 ※他作品についても若干のネタバレがあります。 <推薦の理由(参加者A)>◆推薦理由は「面白そうだから」。内容が深いわけではない。パズルやナンプレのように読めればいいなと選んだ。推理小説が好きな人の中では割と有名な作品。知っていたら、そういう人と友達になったときに話が弾むかも。読んで損はないかなと思う。 <参加者B(事前提出の感想)>ミステリーとしても文芸としても隙のない作品のように感じた。面会室の金網越しに相対していた漣子と杉彦の立ち位置が、序盤と終盤で全く逆の立ち位置であることに気付…
今日は雨☔の順番( ^ω^)・・・ 「女には向かない職業」(P.D.ジェイムズ 著/小泉喜美子 訳) を読みました。 この作品は、読者になっている“本猿”さんの ブログの記事を読んで、読みたくなりました。 図書館で借りた文庫は2012年発行で、装幀が違います。 最近買い直されたのかピカピカの新品みたいにきれいでした。 (図書館本では珍しいです) 「女には向かない職業」というタイトルは 原題“AN UNSUITABLE JOB FOR A WOMAN” のほぼ直訳ですが、現代ではジェンダー的に ひっかかる人がいるかもしれません。 ハヤカワミステリでの初版が1975年ですから、 そのへんは仕方ない…