映像作家。 1976年群馬県生まれ。 1999年国際基督教大学卒業。 2002年ロンドン芸術大学卒業。 現在は横浜に在住。
主に”映像の強度”を追求した作品を創り続けている気鋭の作家である。 2009年に森美術館のMAM PROJECT009で初めて、 日本国内の美術館で個展が開かれた。
www.mujin-to.com 2016年5月8日。 椹木野衣か会田誠のツイッターで、この展示を知った。このギャラリーは、以前、確か高円寺にあって、まだ先が分らなくて、模擬試験を受けて、終ってから展示を見に行ったが、狭い場所で作品を見て、その時に話を少ししたら購買客かと思われて奥から桐の箱を持って来てくれて、こちらはただ見るだけの観客で申し訳ないと思ったことがあったが、そこから時間がたち、現代美術館の近くでギャラリーを開いていて、1度くらいは行ったが、それほど印象に残っていなかったが、今回は、去年も「検閲」や「自主規制」で話題になった東京都現代美術館が、「規制」をテーマにした展示の中で、再び…
「MOTアニュアル2016 キセイノセイキ」。2016.3.5~5.29。東京都現代美術館。 2016年5月8日。 アニュアルは、この発音も意味も今だにはっきりと分っていないというか、どうもピンとこない言葉のままだけど、1999年から始まって、その間に行われたものは、全部見ている。今回で14回目。振り返れば、自分が介護生活に入ってからとほぼ重なるのだけど、毎回、知らない作家も多いのだけど、見てよかった、というか、見ながらも考えて、あそうかと思ったり、分らないままだったり、解説的なものを読んでよけいに分らなくなったり、その前にその文章に反感をおぼえて、それがひがみなのかどうかを考えたり、そういう…
◇ #NoHateTV Vol.200 - HATE CHRISTMAS 2022 - YouTube 番組通算200回。ありがとうございます! 今年も安田さんタとすごすヘイトなクリスマス、バカニュースから深刻なヘイト案件までてんこ盛りでお送りします。ホスト=安田浩一、野間易通 https://youtu.be/0TMOuXIR674 ◇ Jeff Wall in conversation with Michael Fried - YouTube "It's a fundamental artistic principal that everything that appears and is…
前書き お久しぶりです。 最近いろんなものを読み散らかして終わりになっていたので、評価の整理がてら最近履修したコンテンツを勝手に格付けしました。烏滸がましいですね。いったい何様なんでしょうね。他人にされて嫌なことはするなって言われたでしょ?はい、すみません……。 前回(2022年6~8月)の記事はこちら↓ negishiso.hatenablog.com 格付けを行う採点基準は以下の通りです。 【基礎点(配点10点)】世界構築(2点)、可読性(1点)、構成(2点)、台詞(2点)、主題(2点)、キャラ(1点)、【特別評価点】百合/関係性(2点) =合計12点満点(百合がある場合) なお、それぞれ…
「誰も考えつかないことを するのが大好き」 美術館を出たあと、『パタリロ!』の歌詞を思い出しました。 ちっぽけな常識脳が、投げ飛ばされるみたいな感覚でした。表現というものには、限界がないのだなあ。 「地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング」展 ヴォルフガング・ライプ《ヘーゼルナッツの花粉》 ギド・ファン・デア・ウェルヴェ《第9番 世界と一緒に回らなかった日》 小泉明郎《グッド・マシーン バッド・マシーン》 ツァイ・チャウエイ《子宮とダイヤモンド》 開催概要 「地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング」展 www.mori.art.museum 「ウェルビーイン…
昼過ぎにめざめる。相変わらずみなは怖い話をしている。みんなこんなにも怖い話が大好きなんだ。夜通し怖い話をするくらいに! バラバラに殺された妻と娘のからだを縫いあわせて誕生したのが***だ!とだれかの話の話されなかったオチ(つまりはわたしの妄想)があたまにこびりつく。今日は町田へ。何年かぶりにおやじでおやじ麺。うまい。わたしの食べてきたなかで、暫定トップの味噌ラーメン。そもそも味噌ラーメンを食べることが少ないので母数も少ないのだが、ここの甘みあるスープは忘れがたく舌に刻まれている。のち、町田市民文学館ことばらんどで竹上妙「たけがみZOO」展。会場は建物の2階なのだが、階段部分からメインヴィジュア…
森美術館で開催中の『地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーング』展に行ってきました。 ウェルビーイング! これ、私が今最も必要としているやつ! www.mori.art.museum どれもこれも一筋縄ではいかない作品ばかりだったのだけど、今回の展示は作家の紹介文がかなり丁寧で、理解しやすかったのでありがたかった。 ギド・ファン・デア・ウェルヴェ作品 ほとんど写真OKでした。 最初に印象に残ったのは、ギド・ファン・デア・ウェルヴェ氏の映像作品。 作家自身が延々と家の周りを回ってたり、延々とお風呂の中で足踏みしてたり、同じ行動をずーっと繰り返している。 この作品を作る過程を考えると、…
涼しいのでお出かけ。まずは森美術館。森美術館、リニューアルしてから行くのはじめてだった。入り口の導線がちょっと変わってた。チケットが券売機になったのは良いねえ。 「地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング」。正直展示内容とタイトルが一致するか、と言われるとどうだろうという印象がある(DVのやつとか)が、多岐に渡る現代アートが見れて良かった。色々良かったがあるのだが、作品ガイドが無いから作家名と作品の紐付けが難しいな…。小泉明郎さんと蔡佳葳さんの作品が特に良かったので、今後も追いたいところ。 折角六本木にきたので美術館をはしご。泉屋博古館東京へ。はじめてだ。モネが見れるというので…
『月曜のたわわ』全面広告単体について軽量社会学者の田中辰雄氏が調査したシノドス記事は、「炎上」の全体像を誤解させるものでは? - 法華狼の日記 上記エントリで書いた調査単体の疑問とはまた別に、日経広告の評価を変えうる「一般的要因」として軽量経済学者の田中氏が質問した項目について、素朴な疑問がある*1。 「月曜日のたわわ」を人々はどう見るか/田中辰雄 - SYNODOS 1(現在の日本では)職場において男性が優遇されている 2(同上、以下同じ)家庭生活において男性が優遇されている 3法律や制度の上で男性が優遇されている 4学校教育において男性が優遇されている現在の社会では男性が優遇されているとい…
まだ続く、「表現の不自由展」。実は相当頭に血が上っている状態である。 ここで自分の意見を展開するつもりはないが、自分はこの国を猛烈に愛している。正月の一般参賀にも行くし、皇室の話題があればそれに目を向けて微笑んでいる。だからといって天皇制を批判する意見に聞く耳を持たないというわけでもない。それは個々の考えであり思想だ。愛国者であってもアンチな意見に興味はある。少なくとも自由表現まで弾圧されることがあってはならない。憲法にも保障されている行為。かつて大島渚が『愛のコリーダ』で戦ったことも同じ文脈にある。あの映画にも戦争の影が見える。 その意味で前山忠の反戦シリーズが過激な作品ではあると思う。 皇…