バカにされそうなことを書きます。 前に『コンサートは始まる』(カール・A・ヴィーランド著・木村博江訳・音楽之友社・1990)というボストン響のドキュメントの本を読んでいます。その本の中で小澤さんは曲を研究する際に分解し、重要と思える「集結点」を探し、くわえて複数あるであろう集結点の間に「溶解点」が存在することを著者に述べています(P109)。簡単なソルフェージュは経験があっても音大を出ているわけでは無いので「集結点」と「溶解点」というのがわかるようでわからないのですが、私はバカなので小澤さんが振ったCDを購入して聴きそれが何度目かのリピート時にある小節を「もしやここが集結点なのかな?」と推測し…