「女神のサラダ」 瀧羽麻子 タイトルに惹かれて何気なく手に取った1冊でしたが、宝くじに当たったような読後感。 とても心温まる本で多くの方に読んでいただければ心の疲労にも効くビタミン剤のよう。 とても素敵な小説でした。 「女神のサラダ」 あらすじ 農業や畜産に関わる女性たちの想いや悩みを描いた8つの短編集です。 夜明けのレタス 茄子と珈琲 本部長の馬鈴薯 アスパラガスの花束 レタスの嫁入り 月夜のチーズ オリーブの木の下で トマトの約束 タイトルもお洒落でしょう? 8つとも異なる物語なのですが、どこか繋がっているような雰囲気を漂わせます。 どの主人公も悩みを抱えつつも人の優しさに触れながら前に向…