小説＃読書

2024年11月14日（木）第31回目の短編小説読書会を行いました。 もともと5人での開催予定でしたが、当日にドタキャンが相次ぎ3人で行うことになりました。 ドタキャンというのは、言っても仕方ないのですが、やはり困りますね。 何か対策をしないといけないな、とも思いました。来てくださる方に迷惑がかかってしまいますし。 今回のテーマは夢野久作『衝突心理』でした。 今作の選定理由 久々に夢野久作の短編を読んでみたくなったという気分的なところです。 大前提として、いつも賛否が分かれそうな作品からチョイスしています。 物語のあらすじ 京浜国道川崎市で起きた、トラック同士の衝突事故。ぶつかった車の運転手は…

【短編小説読書会について】 《対象》 ◎本に興味はあるけど普段なかなか読めていない方◎自分では選ばないような小説にチャレンジしてみたい方◎読んだ本の感想をシェアできる仲間が欲しい方 「短編小説読書会」では、事前に短編小説を読んできてもらい感想をシェアしていく形で読書を楽しんでいます。 課題文は元国語教員がセレクトした、「短いけど読み応えがある小説」ですので、幅広く楽しんでいただけるはずです！ 【2024年11月 短編小説読書会のお知らせ】 日時：11月14日（木） （第1部）19:00〜20:30 （第2部）20:45〜22:00 ※応募多数の場合開催 場所：都内某所（参加者に個別でお知らせし…

「幼女戦記」、アニメの原作はどうなってんのかなと読み始めたのだけれど、結構マジものの架空戦記好き向けっぽかったりして…… 目が霞む体調ではちょっと無理かなと2巻目に入ってまもなく、積読に突入してしまいました。 気分を一新しようと、マーダーボット・ダイアリーシリーズの翻訳4巻「システム・クラッシュ」が発売になったのを知って、慌てて入手。 わくわくしながら読み始めたら、この作品、時系列的に第3巻の続きじゃなくて第2巻（長編「ネットワーク・エフェクト」）の続きなので読んでない人は論外。よく覚えてない人の為に編集部が親切心全開で、なんと冒頭8ページにわたってあらすじを掲載してあるのでそれを読んでしっか…

彗星を追うヴァンパイア作者:河野 裕KADOKAWAAmazon あらすじ 未知を愛した青年、人間を信じた怪物。魔術が終わる時代に、ふたりは戦場で出会った。17世紀、イングランド。母と暮らした幼い頃から、オスカーの願いは〈世界のルールを解き明かす〉ことだった。数学の才を持つ彼は、ケンブリッジ大学でニュートンに師事する。けれど、王位継承を巡る反乱が勃発し、戦場へ。窮地に陥った彼の命を救ったのは、人知を超えた力を操る謎の男、アズ・テイルズだった。物理法則に従わない未知の存在を解き明かそうとするオスカーと、自分が解き明かされる日を待ち続けるアズ。ふたりの出会いが、人類の〈科学〉と〈戦争〉の歴史を動か…

2024年10月11日（金）第30回目の短編小説読書会を行いました。 もともと5人での開催予定でしたが、当日にドタキャンが相次ぎ2人で行うことになりました。 それでも新たな出会いがあり…。 今回のテーマは宮部みゆき『神無月』でした。 今作の選定理由 今回宮部みゆき『神無月』を取り上げた理由はズバリ、開催が10月だからです。タイトルから10月の読書会でテーマにしようと割と早い段階から決めていました。それ以上の深い理由は特になく、この読書会を開くまで読んだことがありませんでした。 物語のあらすじ 江戸時代、岡っぴき（江戸時代に犯罪の捜査や逮捕にあたった者。今でいう警察組織の末端）は未解決の盗難事件…

【短編小説読書会について】 《対象》 ◎本に興味はあるけど普段なかなか読めていない方◎自分では選ばないような小説にチャレンジしてみたい方◎読んだ本の感想をシェアできる仲間が欲しい方 「短編小説読書会」では、事前に短編小説を読んできてもらい感想をシェアしていく形で読書を楽しんでいます。 課題文は元国語教員がセレクトした、「短いけど読み応えがある小説」ですので、幅広く楽しんでいただけるはずです！ 【2024年10月 短編小説読書会のお知らせ】 日時：10月11日（金） （第1部）19:00〜20:30 （第2部）20:45〜22:00 ※応募多数の場合開催 場所：都内某所（参加者に個別でお知らせし…

はじめまして、普段はゲンロンひらめき☆マンガ教室のマンガ感想を書いている大塚陽也（おおつかようや）といいます。マンガ教室にも通ったことない一ウォッチャーのような人間で、批評みたいなものに関心があって感想を書いています。 普段マンガの感想ばかり書いているので、小説の感想を書くとどんな雰囲気になるのか気になり、今回SF創作講座の感想を残しました。youtube配信でもここでの感想を元にコメントしていますので、細かいニュアンスが気になる方はそちらも参考ください。 SF創作講座第8期の感想は課題1の梗概と実作については感想を残すつもりですが、その後どうするかはまだ特に決めていません。

この夏は観測史上最高の暑さだったそうだが、体感もまさにそうだった。9月中旬でも35℃を超える日が続いている。酷暑の影響ではあるまいが、自分の周囲でもいろいろな変化があった。それで急きょ、学びの組織を組み替える必要が生じた。 変動要因は以下のとおり。詩歌の月例読書会がなくなり、小説の読書会が不定期開催になってしまった。一方、ネパール語の学習が飛び入りし、執筆中の「大井川ガイド」の完成の意欲も高まった。 また、玉乃井での書店店主との出会いがあり、現代美術家の外田さんと久しぶりに会って刺激を受けて、定期的に会う約束をすることができた。この二人との対話を自分の中で勝手に勉強会として位置づけたいと思う。…

今週のお題「好きな小説」 読書は数少ない長く続いている趣味です。 定期的に本屋さんへ行き、気になったものを数冊まとめ買いして少しずつ読んでいくのが好きで、その中から気に入ったものがあると、同じ作家さんのものを数珠つなぎのように読んでいくのもまた楽しいです。 最近読んだものの中では桜木紫乃さんの『家族じまい』がよかったので、その後『起終点駅』、『ホテルローヤル』も読んでみました。 どれも北海道を舞台にしていて、入り込みやすかったです。 家族じまい (集英社文庫) 作者:桜木紫乃 集英社 Amazon 起終点駅 (講談社文庫) 作者:桜木紫乃 講談社 Amazon ホテルローヤル (集英社文庫) …

今週のお題「好きな小説」 読書の秋、という割にはまだ暑すぎる気がするのだが、それでも聞かれたからには答えねばなるまい。最近はそれほど小説を読む量も減ってしまっているのだが、それでも印象の強い小説といえば武者小路実篤の「友情」である。 正直文体のあれやこれやを語れるほど日本文学に精通しているわけでもないし、読んだのは遥か彼方なので、このシーンがどうこうというところもほとんど覚えていない。ただ主題としては高い目標と友情と愛情の間で奮闘する青年のストーリーで、特にサクセスストーリーというわけでもない。次の段落からネタバレを含んだ感想を述べる。 要するに、「友情」は大正期に書かれたBSS（僕が先に好き…

こんにちは。おかめです。今回のブログもお題から。お題：今週のお題「好きな小説」読書は好きで、小説も実用書も図鑑も写真集も色々と読むのですが今回は好きな小説ということで私がこの2年程で読んでよかった小説をご紹介♪一作品目：パラソルでパラシュート /一穂ミチ 「できること、やりたいこと」何もない――。大阪の一流企業の受付で契約社員として働く柳生美雨は、29歳になると同時に「退職まであと1年」のタイムリミットを迎えた。その記念すべき誕生日、雨の夜に出会ったのは売れないお笑い芸人の矢沢亨。掴みどころのない亨、その相方の弓彦、そして仲間の芸人たちとの交流を通して、退屈だった美雨の人生は、雨上がりの世界の…

【短編小説読書会について】 《対象》 ◎本に興味はあるけど普段なかなか読めていない方◎自分では選ばないような小説にチャレンジしてみたい方◎読んだ本の感想をシェアできる仲間が欲しい方 「短編小説読書会」では、事前に短編小説を読んできてもらい感想をシェアしていく形で読書を楽しんでいます。 課題文は元国語教員がセレクトした、「短いけど読み応えがある小説」ですので、幅広く楽しんでいただけるはずです！ 【2024年9月 短編小説読書会のお知らせ】 日時：9月13日（金） （第1部）19:00〜20:30 （第2部）20:45〜22:00 ※応募多数の場合開催 場所：都内某所（参加者に個別でお知らせします…