「あがあああああああああああああ!?」 四足歩行の男が体を低くしてその手足を使って草陰草案へと向かってくる。更に視線はどこかいっちゃってて、更に吠えてる口からはダラダラと犬のように唾液が出てる。草陰草案達が気づいたのが遅れたのは、そいつが本当に低く……むしろ犬というよりも、トカゲ? みたいに這ってたからだ。警官隊の包囲もすでに突破してた。きっとさっきの風に気を取られてた。 けど考えてみたらあり得る事だった。犬や猫の様な行動を取る人が居るのなら、トカゲとかの行動を取る人がいてもおかしくない。だって今の時代、そういう爬虫類を飼ってる人たちだっている。 まあけど、爬虫類は声を上げて走り寄ってくる………