国交省の国土強靭化に対する取り組みの説明は、13の分野(*1)にわたって行われた。有識者からは種々の質問や意見が出たが、私自身の専門であるデジタル&データ活用についての議論を紹介しておこう。 分野によって多少の差はあれ、昨日紹介したように国土交通プラットフォームが形成されていて、多くのデータが公開されている。これを利用して研究成果を挙げている研究者は少なくない。例えば気象分野では、スーパーコンピュータの導入、気象衛星の高度化もあるし、過去の災害関連デジタルデータが膨大に蓄積・公開されている。 研究材料に事欠かないようになっているのだが、まだ過去のデータで利用できないかしづらいものがあるようだ。…