Mouchette
1967年のフランス映画。 原作はジョルジュ・ベルナノスの同名小説。 監督はロベール・ブレッソン。 主演はナディーヌ・ノルティエ。
薄幸の少女ムシェットが森番に犯され、自殺するまでを描く。
ロベール・ブレッソン DVD-BOX 2 (スリ/バルタザールどこへ行く/少女ムシェット)
ロベール・ブレッソン監督による1967年作『少女ムシェット』について。 鳥としての少女 冒頭の鳥と同様に、ムシェットは地べたでの生活をしており、どこに行っても罠がある。その中で、物理的にも雨に打たれて泥まみれになるのが描写されていく。母親の死と強姦によって周囲からも疎外され、完全に罠にかかった状態になる。 最後の入水シーンにおいて、ムシェットは映らずに抱えてた死装束と水飛沫だけが映る。鳥と同じくその地べたでの生活から飛び立っていったような、ある種自由になったような印象を残して終わる。 『バルタザールどこへ行く』におけるロバとマリーが一体化したような存在がムシェットであり、喜劇的な雰囲気や前日譚…