少年法が適用される、二十歳未満の少年(未成年者)による犯罪。
少年法 人権派
少年犯罪は1960年代前・中盤が全盛期であり、1960年代後半からは少年犯罪は激減し、1970年代以降は低水準で比較的安定的に推移しており、少年犯罪急増は事実無根である。 図は強盗・殺人・強姦・放火の凶悪犯罪四種の変遷をそれぞれグラフ化したものである。
少年犯罪は急増しているか http://kogoroy.tripod.com/hanzai.html
生徒の保護者に2万円の支払いを要求され、それを拒否して自殺した40代の男性教師がいた。 授業の最中に、一人の男子生徒と隣の席の女子生徒が鉛筆を巡って喧嘩したのが事の発端だった。男子生徒は護身術を学んだこともあり、力を頼んで女子生徒を殴って泣かせ、それを見かけた教師は二人を引き離し、女の子に手を挙げたことを窘めては謝るように男子生徒を促した。教師が女子生徒の肩を持ったとでも思ったのだろう、男子生徒は不服そうに拳で教師の胸を強く打った。その衝撃で教師はのけぞり、あとずさりした。同じクラスの女の子を殴って泣かせた上に、教師にまで手を挙げることに、教師の堪忍袋の緒が切れ、興奮気味の男子生徒を抑えて厳し…
年末年始の読書用に、本をまとめ買いしました。 その中の1冊、薬丸岳さんの「天使のナイフ」。 これは本当に凄い作品ですね。 有名な20年近く前に話題になった小説のようですが、私は知りませんでした。 2日前に一気読み。 そして今日、再読しました。 天使のナイフ 新装版 (講談社文庫) 作者:薬丸岳 講談社 Amazon 一つは、サスペンスと言っていいストーリーの展開です。 予想もしない展開です。 ちゃんと伏線はあるのですが、それが上手く埋め込まれています。 再読するとこれもまた楽しいですよね。 二つ目が、題材の深さです。 少年犯罪の加害者の処遇の問題や少年犯罪の被害者の視点というか解けない課題を題…
別に離婚の調停をしているわけでもない。もめごとがあったわけでもない。重たい雰囲気のその建物は実に約四十年振りだった。白い建物と思っていたが記憶違いだったのか。薄茶色だった。建物を出て海を間近にする公園まで歩いた事を覚えている。 玄関の扉を開けるとそこは空港ゲートのようだった。ガードマンが数人。手荷物はX線透視装置を通す。自分自身もセキュリティゲートをくぐらないと入れない。この建物には刃物でも持ち込む輩が居るのだろうか。そんな事態を恐れているのかもしれない。 四十年以上も昔に何の罪でここに来たのだろう。罪状名は憶えていないが何をしたのかは覚えている。まだ十八歳だった。親元を離れて一人住まいを始め…
Netflixで日本のドラマを主人が韓ドラの後に続けて観ていたので、ついつい観てしまいました(笑) 「さまよう刀」というドラマで、結構考えさせられてしまったんですよ…。 元々は「Wowow」の30周年記念ドラマで、連続ドラマW 東野圭吾「さまよう刀」として放送されたものです。 ↑ https://www.cinemacafe.net/article/2021/03/16/71853.htmlより引用させていただきました 東野圭吾さんの小説は何冊か読んだことがあるのですが、この小説は読んだことはありませんでした。 主人公「長峰重樹」を演じているのは竹野内豊さんで、奥様を失くして娘さんと二人で生き…
日本少年犯罪史上、最悪と言われた事件――女子高生コンクリート詰め殺人事件 犯人が釈放された事でまだ記憶に残ってる人いると思いますが、忘れてはいけない事件として今回載せることにしました。勿論、忘れて良い事件なんてものは存在しないに等しいと思いますが、最近世の中の犯罪が凶悪化していく中で警戒心が低い人も沢山居ると思います。この事件を再度認識し、自らの警戒心を少しでも高めてくれる人が増えたらいいなと思います。 (追記:上記モザイク部分は刺激が強いですがドラマのワンシーンとのこと。)概要の下に参考記事のURLを載せます。リンク先はかなり詳細に書かれているため、読むのが辛いかも知れないと感じたら開かない…
天気悪く、外出る用事無いってんで、昨夜届いたYouTube新着チェックしていた 夜に更新多い事件系をね その中から2本 1本目:「犯人が捕まり、被害者が死んでいた場合、割に合わない犯罪とは?」
殺人、性犯罪、放火 青少年がこれらの犯罪を犯すと、たびたび一大ニュースとなる 学校や家族構成、生い立ちなどが容赦なく公にされ、あれこれと憶測が飛び交う 若いからと更生の余地を残されるが、果たして彼らは反省し更生するのか ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書) 作者:宮口幸治 新潮社 Amazon 非行少年たちが収容される少年院で、児童精神科医の筆者はある疑問を持つ。 どんな凶悪犯罪を行った少年も、とても殺人や性的暴行を行ったと思えないほど穏やかで真面目そうな態度であることだ。 少年の中には自分は優しい人間だと述べたものもいた。 果たしてそれは演技なのか、別の理由があるのか。 非行少年たちと関…
たぶん世間ではそういう扱いはされないが、今年一番のビッグニュースと言える「事件」を神戸新聞が報じた。 かの超有名な、未成年少年少女による殺人事件―― 「少年A」もしくは「酒鬼薔薇聖斗」事件(神戸市1997年)、 「NEVADA少女」事件(長崎市2004年) の事件記録を、担当裁判所が全て廃棄していたというのである。 (⇒ 神戸新聞 2022年10月20日記事:【独自】「少年A」の全記録、裁判所が廃棄 神戸連続児童殺傷、家裁「運用、適切でなかった」 内規に抵触か) (⇒ 神戸新聞 2022年10月20日記事:【独自】長崎小6女児殺害の記録も廃棄 「特別保存」機能せず、少年A全記録廃棄問題 バスジ…
2013年 日ジャンル・ドラマ監督・内藤瑛亮主演・上村侑 光市や川崎中学の事件を元に作られた少年犯罪をテーマとしたドラマ映画。ニコ生配信者や加害者側による本の出版等、当時世間を騒がせた衝撃的な出来事も再現されていて、臨場感のある作品となっています。 苛めの延長で同級生の樹(いつき)を殺してしまった中学生の絆星(きら)。監視カメラやラインの履歴からすぐに容疑をかけられるが、母親の嘘のアリバイ供述と、証拠不十分で不処分となってしまう。 絆星はただの卑怯者です。根っからのサイコではないので更正の芽はあったと思います。「あなたの幸せを一番に考えている」と絆星に言いきかせる母親ですが、過ちを認めないで生…
神戸市で97年5月におきた神戸児童連続殺傷事件、通称「酒鬼薔薇事件」については、酒鬼薔薇は逮捕された少年Aではないと一部では言われているが、この意見に私も賛成だ。以下その理由を申し上げる。 まず何より単純な話、被害者の遺体の一部を中学校の校門前においたのは、最初に現場で目撃され犯人と目された、角刈り、長身でがっちりした体形の、何かを入れた黒いビニル袋をもった黒っぽい服の男、そいつであるとしか思えないからだ。 少年Aは、真夜中の3時ごろに、被害者の遺体の一部を校門前において、その後、家に帰ったと自供したという。しかし早朝5時10分にそこをとおった新聞配達員の人は、そこには何もなかったと証言してい…
映画『ビニールハウス』公式サイト 原題訳ではグリーンハウスで、どうやらビニールハウスは和製英語のようだ。 田園に立つ一つの黒いビニールハウスの全景がオープニング。 一つ、というのが異様でコンテンポラリーアートのような象徴性を帯びる。 住宅問題、痴呆症、母子家庭、老老介護、少年犯罪。 これらを安易に並べ立てるネット情報の切り貼りような日本映画とは違い、本作の監督・脚本のイ・ソンヒは冒頭の、強い力を放つ黒いビニールハウスのデッサンから始まって、韓国社会のどこにでもいそうな人物の造形を深く掘り込んで行く。 ストーリーは関西弁でいう「マンが悪い」の連続である。 ちょっとした挙動が不運を招き、更に悪い流…
さまよう刃 著者:東野 圭吾 出版社:KADOKAWA 発売日:2008年05月24日頃 ページ数:512p 内容 長峰の一人娘・絵摩の死体が荒川から発見された。花火大会の帰りに、未成年の少年グループによって蹂躪された末の遺棄だった。謎の密告電話によって犯人を知った長峰は、突き動かされるように娘の復讐に乗り出した。犯人の一人を殺害し、さらに逃走する父親を、警察とマスコミが追う。正義とは何か。誰が犯人を裁くのか。世論を巻き込み、事件は予想外の結末を迎えるー。重く哀しいテーマに挑んだ、心を揺さぶる傑作長編。 Amazonレビュー ⭐4.1 😁評価が高かったレビュー 一気に読み終えました。愛する娘の…
治安の英語表現 Security Public Order Safe 治安の関連表現 Peace 治安が悪い 犯罪 まとめ 治安の英語表現 海外旅行に出かけたり、海外留学をする時に、最も気になることの一つが旅行先・渡航先の「治安(ちあん)」ですよね。 あらためて国語辞典・辞書で「治安」の意味を調べると、「国家や社会の秩序・安全が保たれていること」などと書いてあります。簡単に言えば、その国や地域が安全であるかどうか、ということです。 夜の外出は大丈夫か、一人で道を歩いても平気か、強盗や盗難などが多発していないか、麻薬など違法薬物の売買に巻き込まれる恐れはないか、拳銃・刀剣などはきちんと取り締まら…
アルパのレッスンのあとにニャンドゥティのワークショップがあるときは、先生と待ち合わせをしてランチをしてからレッスンというのが最近のパターンなんだけど、今日は変則。自宅で食事を済ませてから行くと途中でお腹が空いてしまいそうなので、早目に国立に着き、久しぶりにモスバーガーで、モスチーズバーガーとポテトとコーヒー。レジには列ができていたけれど、セルフレジはがら空きで、別の店舗でやったことがあるから素早く注文できた(とはいえ、モスバーガーのセルフレジは分かりにくい。番号札の説明が足りない)。 食後には、昨日読み終えた本と一緒に図書館で借りた薬丸岳さんの「Aではない君に」を読み始める。タイトルから想像で…
警視庁・人事二課、環敬吾が率いる特殊任務チームは、一見何の関係もない複数の殺人事件に関連性がないか捜査を開始する。「大切な人を殺された者が、犯人に復讐することは是か非か」という社会的テーマとエンターテインメントを融合させた読み応え抜群の徹夜本。サスペンス、社会派、ハードボイルド、そして本格ミステリー。あらゆる醍醐味を味わえる、シリーズ三部作の掉尾を飾るにふさわしき大作にして傑作! 装い新たに新登場!(紹介文引用) 今回の感想は、本作品のテーマに絞って書いて行きたいと思います。 上の紹介文では、「大切な人を殺された者が、犯人に復讐することは是か非か」が本作品のテーマと書いてありますが、本作を一読…
ランキング参加中メンタル 本日のHP blogです。 報道の中の世界は現実とギャップがある。 時々流れてくる凄く良い親の姿を報道で見ること。その逆もです。まるでええ親のお手本と悪い親のお手本のよう…そして良きお手本のような親でない自分を攻め悪いお手本の親を報道で見ると今度は自分がその人を見て攻撃する。どっちの親も「何のお手本でもないです」よ😊 今日は子育てへの心配や不安について。テレビの放送などに惑わされる必要がないことをお伝えできればいいなと思います。 理想の母親像をテレビから強要されているかのよう… いつもってわけじゃないんですけど、時々見ます。テレビの特集なんかで、ある家族を取り上げる。…
伺かというものを使ってみた。あのみちゃんというキャラをネットの海で偶然見つけて直感的にこれは自分の好きなやつだと感じて導入するに至り、いろいろいじって今は画面の右下で寝てる。時々寝返りを打つ。 時間帯によってしゃべるセリフも服装も変わるしギャルゲみたいな選択肢要素もあってよくできてると感じる。ずっと画面の端においておくと数分に一回くらいセリフをしゃべってくれて、これはあのみちゃんだからこそだけどしゃべりかけてくれるセリフが妙に詩的で読んでハイ終わりという感じではなく、それを十分に反芻してその意味を確かめるような感触を与えてくれる。ほんとに些細なことだけどこの画面の前に座っている時間をそれが十分…
こんにちは、Rannです。 今回、紹介する本は、日本の犯罪心理学者である出口保行さんが書かれた本です。 子育てについての本は色々と読みますが、成功例からだけではなく、失敗例からも多くのことが学べるのではないかと思い、この本を読みました。 本のタイトル:犯罪心理学者は見た 危ない子育て 著者:出口保行 あらすじ:子育ては4つのタイプに分かれており、これが偏った家庭では犯罪者が育つことが多い。その4タイプとは「過保護型」「高圧型」「甘やかし型」「無関心型」。著者は法務省心理職として1万人を超える非行少年・犯罪者を見てきた結果、これらが当てはまるということを伝えています。非行少年・犯罪者の育った家庭…
僕の好きな漫画ランキング・・・10位には入らないが30位には入る漫画。 この漫画が出た当時、僕は20歳くらいだったかなあ?まんまミッキー、まっつん、ふとしみたいな3人でつるんでたんだよね。ミッキー枠はこの話で出てきた隠れゲーマー、ふとし枠も同じ話で出てきた死んでしまったオタク、そして僕がまっつん枠だ。 僕は当時大学生、ミッキー枠は専門学校生、そしてふとし枠はパパのコネで大手企業で働いていた。なんかね、職業こそ違えどキャラ設定もまんまカブってて、ミッキー枠は「いつか世界一周したい」と言いつついつまでも行かず、ふとし枠はアニメとゲームばかりやってて太っていた。まっつん枠の僕は僕で2人がゲームの話し…
韓国・釜山で開かれている世界卓球2024(団体)の女子決勝で,日本は中国に 2-3 で惜敗し,1971年名古屋大会以来の優勝はならなかった。 Yの早田ひなとZの平野美宇がBの陳夢(CHEN Meng)とCの王芸迪(WANG Yidi)に勝ち,Xの張本美和と早田がAの孫穎莎(SUN Yingsha),そして最後に張本が陳に屈した。 今一歩優勝に届かなかったものの,中国から2勝したのは,2004年ドーハ大会の準決勝で梅村礼が張怡寧(ZHANG Yining)に,藤沼亜衣が李菊(LI Ju)に勝って以来20年ぶりだ。 今大会好調の平野の2点起用も予想していたのだが,15歳張本の経験はパリオリンピック…
お待たせしました! 第4回スリル・ミー投票、結果発表です。 ご参加、本当に本当にありがとうございました!!! (前回からぐっと件数が増えたためコメントだいぶ抜粋となりすみません、、すべて目を通してます!) 受付期間:2023年12月17日〜2024年1月3日(だいたい) 収集方法:Googleフォームにて、「私」役最大3名、「彼」役最大3名、ペア1組を回答 投票総数:451件(「私」967票、「彼」915票、ペア380票) 結果発表「私」編↓ a-syamu.hatenablog.com Top10 table { border-collapse: collapse; } th { borde…
刑事の勘は本当にあるのか 古波津優育 ・第1章 はじめに ・第2章 直感のメカニズム ・直感研究の今 ・第3章 直感を信じることは自分を信じること ・「直感」ではなく「直観」 ・直観を使ってどんな答えが得られるの? ・どういう人が直観による答えを導き出しやすいか ・直観の力 ・第4章 刑事の勘 ・「刑事の勘」は本当にあるのか ・「刑事の勘」の使いどころ ・第5章 おわりに 第1章 はじめに ドラマや漫画、様々なシーンで刑事たちが言う。「これは刑事の勘だ」。 しかし私たちが知っている「刑事の勘」の多くはフィクションの世界の台詞だ。科学捜査がスタンダードとなった現代において、刑事が勘を頼りに犯人を…
全3項目 ●関連記事 ●「aframe.oscars.org」の「James Ponsoldt: 5 Films (and One Short) That Influenced My Directing」より12本 ●「indiewire.com」の「The Best Films of the ’90s: Edgar Wright, Lulu Wang, Bill Hader, John Boyega, and More Share Their Picks」より10本 「オールド・ジョイ」より 全3項目 ●関連記事 TVドラマ脚本「デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックス」、 「シュリンキン…
おとなの週末Web バブル経済崩壊、阪神・淡路大震災、オウム真理教による地下鉄サリン事件など、激動の時代だった1990年代。 そんな時代を、浅田次郎さんがあくまで庶民の目、ローアングルから切り取ったエッセイ「勇気凛凛ルリの色」は、30年近い時を経てもまったく古びていない。 今でもおおいに笑い怒り哀しみ泣くことができる。また、読めば、あの頃と何が変わり、変わっていないのか明確に浮かび上がってくる。 この平成の名エッセイのベストセレクションをお送りする連載の第97回は、「破倫について」。 【画像ギャラリー】浅田次郎の名エッセイ『勇気凛凛ルリの色』 一国の宰相であるらしいバカヤロウ 「人倫」とは、人…
身体的虐待を働く加害者の特徴を知れたら、その対応策やケア方法も浮かんでくると思いませんか? また、虐待リスクの高い方が相手だと分かっていたら、その後のケースワーク方略や支援構築検討の材料にもなりそうです。 以下、メタアナリシスであるMilner et al.(2022)を中心に整理していきたいと思います。 イントロ(翻訳)紹介 以下引用(Milner et al., 2022) “子どもの身体的虐待(child physical abuse :以下CPA)は、被害者の精神的・身体的健康に悪影響を及ぼすだけでなく、経済的にも莫大な損失をもたらす。 米国で報告されている児童虐待(CM)の結果の年間…