谷間の世代 昨日、会食した事務所の先生が、ローの僕らの代をそんなふうに表現していた。 たしかに僕らの学年は不運というか、困難にぶち当たっている。 ひとつに、僕らの代から大学院在学中受験ができるようになって、今年の合格者の席を奪い合うのは、僕らの世代と大学院を卒業したてのひとつ上の代なのだ。 簡単に言えば、一年長く勉強している人たちと戦わなくてはいけない。 ただ、ここまできて今更勉強している年数で僕は怖気づくことはない。 クラスメイトのほとんどより勉強してきた期間は短いのだ。 ほとんどが5,6年勉強している中で、こっちは2年と少しだ。 それでも、最初は負けながらも、ちゃんと最後には勝ってきた。 …