この間した昔日の客のレビュー、話したりなかったのでまたやります。 ↓本の概要についてはこちらで説明しました books-limelight.com 今回は古本屋店主の著者と、文学者との交流について。敬称を省かせてもらいますが、上林暁、伊藤整、正宗白鳥など、この本にはさまざまな文学者が登場します。なかでも印象的だったのが、尾崎士郎、尾崎一雄(以下、士郎先生、一雄先生)の二人との交流です。 数えたら士郎先生の話は3話(尾崎さんの臨終/最後の電話/二人の尾崎先生)、一雄先生の話は4話(かわいい愛読者/駆込み訴え/洋服二題二人の尾崎先生)で30話中、6話も描かれていました。名前だけならもっと出てきます…