僕は結婚を考えていない。子供嫌い+性嫌悪+(たぶん)アセクシャルというステータスを兼ね備えた以上、それはむしろ僕の人生にとっての最悪手だとさえ考えている。 それ自体に後ろめたさも悔しさも微塵もないのだが、時折、「この人なんか不思議と興味あるな」と思う女の人を見かけることがある。 男子中学生みたく、エロいからとかそういう理由ではない。だが、「なんか話が合いそう」という直感を、時折誰かしらに持つことがあるのだ。 しかし、「実際に話す機会」なんて来ないことを、僕は潜在意識で理解している。最近はもう、恋だの愛だの、そういうのが少しでも乗ったもの全てに食傷気味だ。 今日もまた、”こんなよい月を一人で見て…