こんばんは、紫栞です。今回は今村昌弘さんの『魔眼の匣の殺人』(まがんのはこのさつじん)をご紹介。 あらすじ夏に起こった娑可安湖集団感染テロ事件から数ヶ月が経ち、季節は冬。神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と剣崎比留子はテロ事件に深く関わっていたと思われる「斑目機関」について独自に調べていたところ、『月刊アトランティス』という雑誌に掲載されていた記事にいきあう。その記事では、娑可安湖集団感染テロ事件が発生する前に事件が“予言”されていたのだ。『月刊アトランティス』にはこの“予言”は編集部に届けられた差出人不明の怪文書であり、テロ事件後に続けて届けられた同一人物によるものと思われる手紙には「数十年前W…