翻訳家。1945年生まれ。慶應義塾大学博士課程中退。
日本美術をたくみに引用しながら、透徹した眼で現代世界を描く画家。1969東京生まれ。 1994東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。1996東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修士課程修了。2001第4回岡本太郎記念現代芸術大賞優秀賞受賞。 やまと絵の様式を踏襲したユニークな手法が注目を集める。
目の保養あれこれ⑦ 今回こそ、このあれこれ⑦で最終回にしたいと思います! 《ジパング~平成を駆け抜けたアーティストたち》展、最終章スタートです。 今回ご紹介したいのは、タイピント画廊の山口社長と同姓同名の山口晃さんの作品群。 山口さんの作品は、壁新聞のような形での展示もありました。 小さな字までは読めないと思いますが、雰囲気だけでも伝わるでしょうか? 山口晃さんのトークイベントが22日に開催されるそうですが、仕事のため参加できず、残念です。 山口晃 アーティスト・トーク【日時】9月22日(日曜日・祝日)13時30分~15時30分(開場13時) 【会場】佐賀県立美術館ホール【講師】山口 晃(本展…
https://amzn.to/4bQJFa5 『ヘンな日本美術史』 山口晃 この本は、カルチャースクールで話された内容をもとにしているというが、そこに出てくる作品や、作者たちが、それこそ「日本のふるい絵」であり、「昔の絵描き」であるにも関わらず、その距離感がとても近い。 というよりも、作品としては現存している限りは、あくまでも「現役の絵」であり、まるで「現役のアーティスト」として、著者の山口は書いているように思えてくる。 例えば、誰でも一度は教科書などで見たことがあるはずの「鳥獣戯画」について、著者は「上手さ」が目についてしまって好きではなかったという正直な感想から、実物を見て、その印象まで…
by 山口晃 NYはメトロポリタン美術館で公開中だそうです。すてき・・・・・・ (ぜひ拡大してご覧ください) メトロポリタン美術館・・・・・・実は行ったことあるんだよな。四半世紀以上前だけど。 ニューヨーク!死ぬまでにもう1回行きたい、ニューヨーク!!
私が2023年行ったイベント、ライブ、鑑賞のまとめです。5月に5類になり、今年は各方面で徐々にイベントも増えてきてました。とはいえまだまだ慎重に出かけております。夏以降は予想外に仕事がブッキングしてしまい、おでけけチャンスをたくさん逃しましたが、スキマに旅立った神戸旅がとても良い旅でした。年末には無事納品を終え、仕事をやり切った達成感でいっぱいです。【イベント・鑑賞・おでかけ関係まとめ】 『大竹伸朗展』 - 2023-01-07 自家製味噌の作り方-Paddbre 麹のworkshop- 2023年1月 - 2023-01-28 下北沢 BONUS TRACK「Botany×DORIP(サラン…
情熱大陸 2015年5月17日放送 TBS-山口晃は、現代の大和絵師として非常に人気があります。彼の作品には「百貨店圖 日本橋 新三越本店」や「四天王立像廣目天」といった代表作があります。彼の絵画は日本の美術シーンで大きな注目を浴びています。テレビ番組では、山口晃が五木寛之の小説「親鸞」の挿絵を制作している様子が取材されました。筆が進まずに苦労している様子や、気分転換のためにフラフープをしている姿が描かれています。また、人気のある画家であるため、様々な仕事が舞い込んでいるようです。例えば、京都ツアーのガイドを引き受けたり、料亭でのイベントで参加者のお題を即興で絵にしてみせたりしています。201…
「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」展。2023.9.9~11.19。アーティゾン美術館。 2023年11月15日。 もしかしたら、日本の美術館の中でも、屈指のアクセスに恵まれた施設かもしれない。 東京駅。八重洲中央口から徒歩5分。 都心の真ん中。 美術館によっては駅から距離がある場合も少なくないのに、こうして改めて条件をあげると、なんだかすごい。 そして、都心部で、繁華街ではないだけに、オフィスや企業はたくさんあるのに、特定の時刻以外は、それほど人が歩いていない印象があるし、初めて行ったときも午後3時過ぎ、という時刻のせいか、人が少な…
旧ブリヂストン美術館の入っていたビルが建て直され、名称もアーティゾン美術館と改称されて数年経ったけど、新しくなってから入館するのは、今日が初めて。大好きな山口晃の展覧会が開催していたので伺った。原則、日時指定の事前予約制。予約枠に空きがあれば、当日窓口でも入場券を購入可能。また、当日でも事前予約できるのでWebサイトから時間を指定して予約した。 事前予約すると、決済もWeb上で簡潔するので、そのままスマホのQRコードを表示させて、美術館内3階の入り口をスルーして、美術展の入り口で行くことができる。便利。 ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン…
アーティゾン美術館の「ジャム・セッション」、第4弾は山口晃です。『すゞしろ日記』は好きですが、実物の作品をきちんと見たのは初めて。
ジャム・セッション山口晃 「ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」 山口晃によるセザンヌ鑑賞教室が白眉。 雪舟もある。近づくと見にくいように照明されており、遠くから見て近づきたいと思うと霞む幻の風景だった。 全体に山口晃は作品も見事だが、言葉も巧みなので、そちらに引っ張られる展示だった。 創造の現場ー映画と写真による芸術家の記録 ブリジストン美術館が製作してきた芸術家の記録映画と、彼らの作品が見られる。また写真家、安齊重男による現代美術家の写真記録もある。 作品と見比べて、イメージどおりという人と、意外な人といる。 映像は全部見ると2時間30分だそうだが、往年の大家の筆運びを見るのは楽しい…
『ヘンな日本美術史』/山口晃/祥伝社/平成24年刊 いつの選挙戦のことだったか、故安倍晋三さんが「日本を取り戻す!」というスローガンを繰り返すのを聞いて、それっていつの日本ですか、とぼんやり思ったものだった。経済成長していた頃のことか、帝国憲法を掲げていた頃なのか、それよりもっと前か。おそらく当人も党本部も、熟考の結果というよりはテキトーにそれらしいことを言っておこうという感じだったんだろう。それはそうと、あの滑舌の悪さがどうにも「取り戻せない感じ」を醸していて、内容的にも形式的にも「もうちょいマジメにやらんかい」という印象ばかりが残った。 「日本は近代を接続し損なっている、いわんや近代絵画を…
NHKラジオ深夜便の聞き逃し配信で、散髪に向かうウオーキング(8500歩)の途中で画家と作家、3人のインタビューを聴く。 「山口晃」:気負うことがない自然体の語り口だった。あまり外に出ずに仕事をするタイプだから、絵のすごさの割には本人は知られていないことに納得した。「現代の大和絵」といわれる超絶的な鳥瞰図法は魅力がある。現代の風景や建物に、中世、近世、近代、そして現代の人物が違和感なく配置されている。空間だけでなく、時間をも含めた大きなる鳥瞰図。会田誠とよく対比される。 「佐藤愛子」:100歳になった。のんびりすると鬱になるから仕事をする。人間は仕事をするようにできている。そういう語りだった。…
2021年作品、木村弥寿彦監督、久保史緒里 田中俊介 朝見心 佐藤太一郎 岩部彰 杉森大祐 山根翔大出演。第1話 ハラスメント上司を打ち負かす若手社員のブラック心理術・前編原々電機の営業部に勤める村上和也(田中俊介)は、部長の山口晃史(佐藤太一郎)のパワハラに悩まされていた。 今日も些細なミスをあげつらわれ同僚たちの前で激しく罵倒され怒りは爆発寸前。その夜、和也は立ち寄ったバーで、クロノサキと名乗る謎の女(久保史緒里)に出会う。 サキは山口を黙らせるある心理術を教えると、煙のように姿を消す。翌日、またも山口に責め立てられた和也は、サキに指南された心理術を実践。 すると…第2話 ハラスメント上司…
大学入学以降見てきた博物館的カテゴリ施設の特別展だったり企画展だったり、常設展だったりを随時追加 専門家でもなんでもないので見当違いの事を言ってたらすみません 展覧会名に各展覧会公式サイトなどのリンク繋げてますがリンク切れてたら申し訳ない 展覧会名の前に★が付いてるものは図録を持っています 気になったら言ってください 行ってないけど図録を持っているもの ・仏像半島─房総の美しさ仏たち─ ・特別展 奈良 中宮寺の国宝 ・学割が使える館が多い ・研究室に観覧招待券が届く ・大学がキャンパスメンバーズ 等の理由でかなり安価で見れてます 美術館興味あるけど金かかるのはねえ(渋)という人は一旦調べてみて…
あまりの人混みに気持ちが折れて楽しめなかった「みたてのくみたて展」の後、 消化不良を起こした私は、その日行く予定はなかったけど見たいなと思っていた「日本現代美術私観」を見に横浜から清澄白河へ移動。 そして東京都現代美術館へ。 そこそこ賑わっていたものの、並ぶほどでもなく作品が人の頭に隠れて見えないということもなくほっとしました。若い人が多い印象。 良いことです。若いうちからアートに親しむなんて素敵です。 入ってすぐ、高橋龍太郎さんが現代アートを集めるきっかけとなった草間彌生さんの作品が並びます。草間彌生というと黄色いかぼちゃのイメージですが、色々な作品があります。写真撮影禁止エリアなので撮影で…
東京都現代美術館で開催中の、日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクションに行ってきました。全部濃い……。こんなに存在感のある作品たちが同時に展示されるとは、「私観」というワードが何度もよぎります。コレクター目線をちょっとだけ見られた気持ちでした。冒頭の草間彌生部屋、からの会田誠、山口晃、天明屋尚、池田学、奈良美智、束芋ほかたくさん観られて良かったです。もうひとつMOTコレクションと合わせて、3時間ぐらい見るのに時間がかかりました。以下、おもしろかった展示です。長いですのでご興味ある方だけどうぞ。 小沢剛 「なすび画廊-コンプレッソ・プラスティコ] 牛乳がポコポコ 会田誠 「紐育空爆之図(にゅうよう…
今年は京都で大規模な村上隆の個展も見たけれど、村上隆、奈良美智、会田誠、鴻池朋子、名和晃平、山口晃、加藤泉、などなど、今、押しも押されもせぬ大家になられた作家たちのビッグバンとなった展覧会は、2009年に開催された「ネオテニー・ジャパン」だったと思う。 初めてダウンタウンを見た衝撃を忘れないように、ネオテニー・ジャパンのワクワク感は今も忘れられない。フランスをジャポニズムの渦にまきこんだ19世紀末のパリ万博、後の西洋絵画のあり方を決定づけた第一回印象派展、ピカソがアフリカの彫刻を見たトロカデロの民俗博物館、美術史上で事件と呼ばれる展覧会は数少ないが、ネオテニー・ジャパンは、そんなひとつに数えら…
朝霧高原 富士山の麓、静岡県と山梨県の境界近くにある「朝霧高原」へ行っていた。出張するほど遠くはないが、しかし日常の仕事としては遠出である。行楽地に仕事で行っても楽しくはないけれど、今日は待機時間が多いので約得感がある。標高が高く、夏場でも涼しいのが何よりうれしい。今日は真昼でも28℃程度で、日陰ならば過ごしやすい。往路でベーグルサンドを購入し、お昼にはコーヒー*1と共に楽しんだ。 富士山は見えなかったが、涼しくて明るくて開放的な場所というだけで、気持ちが明るくなる。 ある水脈と石川三四郎 作者:山口 晃 虹霓社 Amazon 白い夢 作者:山田 勇男 虹霓社 Amazon ハンドルステム 電…
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村上隆の京都での展覧会は初だそうだ。 村上隆《お花の親子》2020https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/knockeye/20240818/20240818090319_original.jpg 村上隆の日本における立ち位置というかストーリーは、それはマイナスかも知れないが、今となってはわかりやすすぎる。 叩かれてるというのだけれど、ほんとにそんなダメージがあるんだろうかと疑いたくなる。 スーパーフラットは、こうしたジャパニメーション的なイメージが世界を席巻した今、もはや無視できないこうしたイメージを、美術史のなかにどう位置付けるかに…
「Love Letter」(1995)は岩井俊二監督の長編映画監督第1作。美しい雪景色の小樽を舞台に、手紙のやり取りを通して故人への一途な想いを深めてゆくラブストーリー。 主演は中山美穂、豊川悦司。共演は加賀まりこ、名わき役として注目される前の光石研、范文雀、子役で坂井美紀のほか、篠原勝之、田口トモロヲ、塩見三省、鈴木蘭々など。 公開時、日本や中国でも好評だったが、韓国では特に爆発的な人気を呼んだという。日本語の「お元気ですか?」という言葉はアジアでも話題になったという。 日台合作の「青春18×2 君へと続く道」(2024)では「LOVE LETTER」が劇中の映画館に上映されるなど、同作品へ…
2024-08-14 映画アンゼルムをつれあいとデンキカンで見た 巨匠ビムベンダースが独現代美術の巨匠アンゼルムを撮影したのが本作 映画『アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家』公式HP (unpfilm.com) わたし アンゼルムって知らんかった つれあい そこそこ現代美術に興味はあるんだけど わ まあ業界にアンテナ張り巡らせて網羅的に把握しようとはしてないから つ 展示しようとしても大作ばっかで日本に持ってこれないんじゃ わ それな つ あ、でも来年二条城で回顧展があるみたい 京都市:世界遺産・二条城を舞台とした アンゼルム・キーファー氏の大規模展覧会開催の決定について (kyoto.lg…
www.mot-art-museum.jp なすび画廊 小沢剛 紐育空爆之図(戦争画RETURNS)会田誠 この作品は裏を観ないといけない 當卋おばか合戦 山口晃 興亡史 池田学 岡田裕子。ミヅマで一度お会いしたことがある。もう20年前 村上隆 森村泰昌。尻という名のだいこん 小谷元彦 加藤泉 懐かしの加藤美佳。今年(2024年)18年ぶりの個展をされたそう。いろんな作家人生がある 鈴木ヒラクと大山エンリコイサム。モノクロ×抽象×ストリート感。くぁーっこいいー 青木美歌。2014年に滋賀を訪れた際、BIWAKOビエンナーレでも彼女の作品を観た。 2022年逝去、俺より若い。無念だったろう・・ …
結局下書きのままの日記だけたくさんたまっていく。ここ最近はめまぐるしかった。仕事も気持ちもめまぐるしかった。 どこまで書いたっけ。どこから書いてないっけ。わからないから今日のことだけを書くことにする。 8月12日 月曜日 ほんとうは日付が変わって火曜日。わたしはいつも日付が変わってから日記を書く。日記書きたいな~って思ってるのに、なかなかパソコンを立ち上げずに違うことをしてしまう。困ったねえ。 今日は(日付は変わったけど今日は、というていで書く)、本当は一日家で過ごして仕事のレポートを書く予定だった。でも昨日調子が悪くて家にいたので、代わりに今日でかけることになった。レポートは半分くらいしか終…
東京都現代美術館で「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」が開かれている(11月10日まで)。高橋龍太郎は精神科医で戦後日本の現代美術を3500点も収集している。美術館のHPから、 日本の現代美術を中心とするコレクションとしては世界最大級の高橋龍太郎コレクション。本展は、その3500点あまりにのぼる巨大なコレクションから選りすぐった作品で総覧する、日本の現代美術史の入門編でもあり決定版ともいえる展覧会です。個人が収集するスケールを軽く凌駕するダイナミックな作品群で、東京都現代美術館の展示室を2フロアにわたり埋め尽くします。 今展では115人の作家の代表作といえる作品が展示されている。大きな…