令和6年2月4日に行われた京都市長選挙は、事前の注目度もさることながらその構図、選挙結果共にメディア、SNSで論争を巻き起こす波乱の選挙となった。4期16年の間市政を担っていた門川大作市長が今期限りでの退任を表明し、元内閣官房副長官の松井孝治氏(自民、公明、立憲、国民推薦)、弁護士の福山和人氏(共産、社民、れいわ支援)、元京都市議の村山祥栄氏、元京都府議の二之湯真治氏、高家悠氏が立候補する乱戦となった。 ここで注目されたのは国政において激しく対立する与党・自民、公明党と野党・立憲民主党が同じ候補を共に支援した事だ。松井氏には自民党、公明党、そして立憲民主党、国民民主党という4政党の組織票が結集…