山尾悠子偏愛アンソロジー 構造と美文 (ちくま文庫, や-43-5) 筑摩書房 Amazon 『構造と美文 山尾悠子偏愛アンソロジー』山尾悠子編を読む。 著者が影響を受けた、感化された短篇小説や詩を編んだ。それは文体もあるが、枠組みもある。高名なシェフが秘伝のレシピを打ち明けるようなもの。で、刺激的で耽美的な何篇かを。 『バベルの図書館』J・L・ボルヘス著、鼓直訳 何回読んでも圧倒される。図書館をヒトの脳のメタファーかと思うのは短絡的か。 『時間の庭』J・G・バラード著、宇野利泰訳『結晶世界』にもつながる無機的な美しさ。 『アウトサイダー』H・P・ラヴクラフト著、平井呈一訳古城に引きこもってい…