翻訳家(英語)。 1949年、生まれ。2011年8月20日、死去。62歳だった。 神奈川県出身。 ビジネス書、経済書を手掛ける。
翻訳とは何か: 職業としての翻訳
英単語のあぶない常識―翻訳名人は訳語をこう決める (ちくま新書)
アラン・グリーンスパン『波乱の時代』 アダム・スミス『国富論』 ジョン・スチュワート・ミル『自由論』 など
ヨガスタジオやVoicyで人気の尾石さんの著書を読みました。 人間40歳になると成長には停滞感、家庭を持っていると子どもの世話、そして仕事へ行くものの打ち込みにくい環境に居る状況になり人生の中で変化が生まれていきます。 エリクソンの心理社会的発達理論でいくと40歳ごろは人間の心理的な成長の潮目になる頃のようでこの変化を「ミッドライフクライシス」と感じると言います。 www.youtube.com www.youtube.com 「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略 【 ”マイキャリア” の整理に使える2つのワークシートDL特典付き】 <3つの要素棚卸し> & <重ね合わせ発見> 作者:尾石晴…
富裕層は読書量が多いと言われています。 アメリカの「Business Management Degree」によると「富裕層の88%が1日30分以上ビジネス書などを読んでいるのに対して、年収300万円以下の人はわずか2%」という研究データが明らかになっています。*1 X Corp.(旧Twitter)執行会長兼CTOのイーロン・マスク氏や、Metaの会長兼CEOのマーク・ザッカーバーグ氏、「投資の神様」*2 とも呼ばれているウォーレン・バフェット氏など、成功者の多くには「読書家」という共通点があります。 私たちも、多くの成功者の共通項である「読書」を人生に活かしたくありませんか? とはいえ、なに…
2024年10月31日時点での既刊の光文社古典新訳文庫全405点(【A】文学308点/【B】思想78点/【C】社会科学14点/【D】自然科学5点)をあげた。文庫の整理番号順(注)に従って表記した。編者、訳者は一部を除き割愛した。 (注)光文社古典新訳文庫の整理番号は複雑であり、まず作品のジャンルごとに大きく4つに分けられている。【A】が小説などの文学作品、【B】が哲学などの思想に関する本、【C】が政治・経済などの社会科学に関する本、そして【D】が自然科学に関する本である(【B】と【C】の境界はかなり曖昧である)。 同じ著者でも作品のジャンルが違えば、違う著者番号が与えられることになる(例: ヴ…
ミル『自由論』の第4章には、道徳的な非難の対象となるような行為や性格についての記述があります。 では、どのような行為や性格が道徳的な非難の対象となるのでしょうか。
1件の申請から1件の事業が選定された(→https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/houjin/1335928_00008.htm)。 -高知大学「IoPからはじまる地域創成リーダー人材育成~Super Regional University への飛翔と地方創生~」(既設の農林海洋科学部農林資源科学科の定員を135人から140人と5人増) -1年前のエントリー--平野,孫穎莎に勝ち優勝(WTTコンテンダー・ザグレブ)→https://akamac.hatenablog.com/entry/2023/07/03/104651-2年前のエントリー--ウェアラブル・デ…
今日は禅問答みたいな内容になるが、「ミス」についての自分の考えを整理してみたいと思う。 まず、「ミス」以外にも、「失敗」、「エラー」など、呼び方はいろいろある。それらに差異はあるのかと辞書で引いてみたが、全て同じ事を指しているようだった。 [名](スル)誤ること。まちがえること。失敗。ミステーク。「捕球を—する」「計算—」 ミスに関して言うと、しない人間はいないと僕は考えている。だから、それを防ぐ努力はマストだが、ゼロにすることは不可能だという風に捉えている。 むしろ問題は、ミスをしないことではなく、”した後”の心の構え方、もっと砕けていえば気持ちの面の押し引きの方が遥かに大切だと、最近感じて…
今月読み終わった本 ・書いてはいけない 日本経済墜落の真相(森永卓郎) ・翻訳とは何か: 職業としての翻訳(山岡洋一) ・大地の子 四(山崎豊子) ・三国志演義 4 (羅貫中、立間祥介訳) ・The Subtle Art of Not Giving a F*ck: A Counterintuitive Approach to Living a Good Life(Mark Manson) ・Deep Work: Rules for Focused Success in a Distracted World(Cal Newport) ・Ready Player One(Ernest Cline)…
翻訳フォーラム主宰者のおひとりであり、『スティーブ・ジョブズ』や最近の『イーロン・マスク』など多くの訳書でもおなじみの井口耕二さん(翻訳フォーラムなどでのハンドル名は Buckeyeさん)の、今回は訳書ではなく、著書が刊行されました。 「スティーブ・ジョブズ」翻訳者の仕事部屋 フリーランスが訳し、働き、食うための実務的アイデア 作者:井口 耕二 講談社 Amazon (以下、便宜的に『仕事部屋』と略します*1) 発売から2週間近くたってしまったので、同業者の皆さんはもうとっくにお読みかもしれませんが、まだの方には、 現役の翻訳者なら必読 翻訳者をめざしている人にはさらに必読 とおすすめしておき…
最近は役に立つことや効率が良いことなどがとても重要視されている世界に思います。何か勉強したりすると、それが昇進や進学のためと結び付けられ目的もなく勉強すると何かおかしな雰囲気に思われます。 本書では、これらの社会に対して昔の偉人などの言葉やその背景を踏まえて無用ということの素晴らしさを様々な角度で見ていく内容になっています。 文学、大学、所有することに対して無用であることがいかに重要であるか、とても面白い本でした。 この本では「役に立つ」という言葉の意味を、まったく別の観点から考えてみたい。この世には、実用的な目的にとらわれない、「知ること」そのものが目的であるような知識がある。そうした知識が…
今でもその日の事は忘れない。昨年の十月二日の朝、いつものように五時前に起きてパソコンを開き、数日前からの文章の続きを書いた。約二時間キーを叩いた後、階下に降りて神仏を拝み、外に出て軽く体操をした。二階にはもう上がらないで簡単な雑用を済ますと、今度はソファに腰を下ろし、首を左に向けたままの姿勢でおよそ三十分間テレビを見た。 所が急に首筋が硬直して痛みを感じた。どうも普通の痛みとは違う。朝食を済ますと月に一度通っている鍼灸院へ行って診てもらった。 「ここが炎症して熱くなっています。先ず氷で少し冷やした後鍼を打っておきます」 こう云って鍼灸士は処置してくれた。所が帰宅しても痛みは止まるどころか益々ひ…
教育系の本で有名なマインドセットを読みました。 www.youtube.com ビル・ゲイツのブログでも紹介されており、日本語版ではビル・ゲイツのコメントが帯に使われています。 www.gatesnotes.com The greatest virtue of the book is that you can’t help but ask yourself things like, “Which areas have I always looked at through a fixed-mindset lens?” and “In what ways am I sending the wron…
昨年末シンガポールを訪問したのですが、地下鉄やバスがすべてVISAのタッチ決済で済むためにとても便利でした。聞く所によると韓国でも同様になっております。一方で日本といえばSUICAなどの決済でドメスティック対応をしている形であり、海外からの来日者がシンガポールほど手軽ではない状態になっています。 他国でクレジットカードベースで決済ができる所が多く、最近では中国でもWechatとクレジットカードが連携できるために便利になりました。香港に行った時には日本と同形式でSUICAのようなシステムにクレジットカードから充填してApple Payで支払う形です。 決済方法の違いについてなにかシステム的な違い…
書誌情報:PHP研究所,189頁,本体価格1,500円,2023年10月5日発売図解 すごい立地戦略作者:榎本 篤史,植井 陽大PHP研究所Amazon - 立地調査や店舗開発のコンサルティングを手がけるプロの出店戦略を,立地要因(顧客誘導施設,認知性,動線,建物構造,アプローチ)と商圏要因(マーケット規模,商圏の質,ポイント規模,自社競合,他社競合)から分析していた。顧客心理,コンビニ,飲食の具体例や東京との違い,出店戦略の実践もおもしろく読める。 店舗ビジネスの創意工夫が網羅されており,一消費者にすぎない評者にも合点がいった。「「歩道幅」「補足」「通行人の様子」」(89ページ)の「補足」は…
分業と機械 〜エートスとは異なる、資本主義もうひとつの始まり アダム・スミスと分業 分業と大量生産 分業と機械と資本家階級 気になったら読んで欲しい本 【アダム・スミス『国富論』】 【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』】 分業と機械 〜エートスとは異なる、資本主義もうひとつの始まり エートスによって近代資本主義が立ち上げられたとするならば、一度成立した資本主義にはエートスは必要ないのでしょうか。私にはわかりません。私の記憶ではウェーバーはそんなこと書いてなかった気がします。というのもウェーバーの目的は近代資本主義の成立条件であって、成立後の資本主義の運動ではないからですね…
私が担当している留学生の通訳翻訳クラスには「英日班」と「中日班」の学生がいます。つまり英語・日本語間の通訳や翻訳を勉強している人たちと、中国語・日本語間のそれを勉強している人たち。みなさん、通訳や翻訳に興味があるのに加えて、言語を活かして日本の企業や日本と関連のある企業に就職したいという希望を持っています。低い生産性・収益性にジェンダーギャップ、年功序列に形式主義、あいもかわらぬ一斉横並びの就活にリクルートスーツ……ネガティブな評価の視線が注がれているのになかなか改善できない日本企業ではありますが、それでも日本で就職したいと思ってくださる留学生のみなさんがいるのは、本当にありがたいことだと思い…