1932年生まれ、福井県出身。ノンフィクション作家、女性史研究家。夫は上笙一郎。 近代日本の底辺に生きた女性に光をあて、日本とアジアを舞台に緻密な取材とフィールドワークを続ける。 若き時代モデルとなるが暴漢に顔を切り裂かれて、顔に傷が残った。その後、アジア女性交流史研究会を私設する。 代表作に大ベストセラー『サンダカン八番娼館』。
私は最近まで、“からゆきさん”という人たちを知りませんでした。 からゆきさんとは、幕末から大正中期まで外国で売春婦をしていた人たちを指します。 “からゆき”とは「唐国行き」が縮まった言葉で、彼女たちの行き先は、中国大陸はもちろん、シベリアから東南アジア、インドやアフリカ方面まで向かったとされます。 私がなぜこの人たちを知らなかったのか。 多分私は、“日本の恥部”を見たくなかったのでしょう。 だから私は調べもせず、日本軍の良い面ばかり見ていたのかもしれません。 からゆきさんで特に多かったのは、長崎県天草地方の女性です。作物が育たないこの地域は、貧しい農家が多く、若い女の子たちが海外に売り飛ばされ…
1.山崎朋子と片上小学校 福井県出身のノンフィクション作家で、女性史研究家としても知られる山崎朋子さんは『サンダカン八番娼館』では、大宅壮一ノンフィクション賞受賞した方です。 彼女は21歳のときの、1953(昭和28)年4月から1954(昭和29)年3月まで、福井県鯖江市・片上小学校(かたかみしょうがっこう)の教諭をして3年生の担任をしていました。 この本には彼女の波乱に満ちた生涯が記されていますが、そのなかで鯖江市・片上小学校の教諭をしていたときのことについては、ほのぼのとしたエピソードが綴られています。当時の教え子だった方もおられるはずです。 また、その当時のことが詳細に記されていて、教諭…
3カ月にわたる一時帰国を終え、とうとう居所にもどってきました。 娘は何とか行きたい高校に進学できたものの、高3になるのに大学受験に本気が出ない息子、体の衰えも顕著で半分ボケてきた父、気になっていた確定申告を8年もそのまま放置していた母、と家庭に問題が幾つかありました。 「何とか楽して大学に入りたい」(これを聞いた時点で半分私キれてますが)というアホ息子は総合型受験をしたいそうで、その手の塾に3校同行し、大枚をはたいてきました(懐が痛くて涙が止まらない)。父の確定申告のミスと母の隠蔽?していた収入の申告の整理を税理士につなぎ、この税理士にも相当な大枚をはたきました(親持ちですが。ただ、付随する年…
山崎朋子 さん ノンフィクション作家。女性史家。 2018年(平成30年)10月31日、死去。 情報 新装版 サンダカン八番娼館 (文春文庫)作者:山崎 朋子発売日: 2008/01/10メディア: 文庫訃報 訃報:山崎朋子さん86歳=ノンフィクション作家 - 毎日新聞 「サンダカン八番娼館」の山崎朋子さん死去 - 産経ニュース 蓬莱泰三さん 脚本家、作詞家。 2018年(平成30年)11月5日、死去。 情報 http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=125064 訃報 脚本家、作詞家の蓬莱泰三氏死去 「中学生日記」「チコタン」 - 産経ニュ…