※2008年3月21日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 図書館で借りたこの本。結構面白かった。 色々と書きたいことはあるけれど、今回取り上げたいのは、「医学博士号売買事件‐勝矢信司」。理由は、ウェブ上では情報がさっぱり載っていないこと。その他の事件はわりと有名になっているかもしれないけれど、これはかなりマニアックらしく、あまり誰も取り上げそうになかった。そして、最近、横浜市大で同じような事件が発覚したこともある。 さて、勝矢教授の事件は1933年(昭和8年)の12月に新聞沙汰になった。舞台は長崎大学。背景には同大学の東大派と京大派の対立があり、博士号の審査が両陣営の代理戦争と化していたことが…