コミンテルンの謀略と日本の敗戦 (PHP新書)作者:江崎 道朗PHP研究所Amazon■戦前、戦中期のコミンテルンの謀略について参考文献を引用し、天皇崇拝の保守の立場から、わかりやすく単純化して解説してくれます。というか、著者はあの極右団体 日本会議の関係者らしいので、ご注意ください。■論旨は相当に単純化されているので、「コミンテルン陰謀史観」と呼ばれますが、なんでもコミンテルンの謀略という単純化は意図していないと著者も釈明しています。そんな見方もできる、こんな可能があった、こんな視点もあるという言い方だけど、なんだか言い訳に感じるし、どうも歯切れが悪い。いろいろ、予防線を張っているようだけど…