筑豊炭田の坑夫として働くかたわら、当時の炭坑の様子を詳細な日記やメモに残した。閉山後にこれらの資料を基に、説明入りの水彩画や水墨画を描いた。昭和59年12月19日 92歳で亡くなった。基になった日記帳、雑記帳、スケッチ、そして作品の水彩画、水墨画 合わせて697点が、平成23年5月25日に、日本で初めて、「 UNESCO 世界の記憶遺産 」に登録された。
山本作兵衛展 @東京富士美術館 2022年 いつか見たいと思ってた山本作兵衛の絵。八王子までえっちら、おっちらと。東京富士美術館。初めて行く。八王子駅から、さらにバスに乗り換える。八王子駅からのバス便がすさまじくて、北口だけで14番乗り場まであり。しかも美術館行きのバスは昼時間を境に乗り場が変わると言う。早速間違えて時間を無駄にしてしまった。途中バスはトンネルをくぐったりして、ちょっとした旅気分になった。 筑豊の炭坑労働者だった山本作兵衛が描き残した1000点を超える炭鉱労働者の暮らしの記録。それらが2011年にユネスコの世界記録遺産となっている。 炭鉱での暮らしを描いた作品群にはそれぞれ作兵…
『山本作兵衛と炭鉱の記録』をご存じでしょうか? どこで見たのか覚えていないのですが、一目見たときから忘れられない絵となりました。 素人くさくて、でも力強くて、どこかユーモラスで、エロティックな感じもありました。 偶然本屋さんで見つけたときは、「お前さん、ここにいたのかい」とばかりに本を掴んでレジに走りました。 この本は、山本氏だけでなく、他の炭鉱画家の画も載っています。 この時代の炭鉱の様子がフィルムにも残されていることがわかります。 作兵衛氏は、 片言交じりで 恥ずかしいのもかえりみず、 絵や文にしたのは 数百年後の子孫のため、 明治、大正、昭和の ヤマはこうだったと いっておきたかったから…
山本作兵衛とは 明治時代の炭鉱で働く坑夫の暮らしを知って思うこと。 明治時代の炭鉱坑夫の暮らしぶりを箇条書き 山本作兵衛という人物を始めて知った。彼が描いた炭鉱の記録画や日記、雑記の697点が日本初のユネスコ「世界記録遺産」として2011年に登録認定されたということも初めて知った。 山本作兵衛とは 世界記録遺産にはアンネの日記、フランス人権宣言、ベートーベン第九交響曲草稿などがあり、直筆文書、書籍、絵巻物、写真などが対象なのだとか。 で、山本作兵衛とは何者なのか。明治25年生まれで7歳の頃から炭鉱の坑内に入り働くこと50余年。筑豊各地の炭鉱を転々としながら明治・大正・昭和と坑内で働き、昭和33…