ダンスカンパニー<Co.山田うん>主宰。
現在東京在住。日本各地、ヨーロッパ、アジア、アメリカ等世界各国での招聘公演やダンスフェスティバルに参加し、数々の舞台作品を製作・発表。特にソロダンスでは“何気ない振る舞いでありながらユーモラスで機知に富んだダンス”と称され各国で話題に。
他ジャンルのアーティスト、主に音楽家とのコラボレーションを積極的に行うほか、お芝居やショー、その他様々なイベント等幅広い分野でダンサー、振付家として活躍中。
「ノクターン 夜想曲」(Co.山田うん) 12月10日、北九州市・J:COM北九州芸術劇場 暗闇のうちから歪んだ大きな輪を掲げた男女10人のダンサーが現れる。薄暗い照明の中で静かにダンスが始まり、曲の変化とともに舞台が徐々に明るくなっていくのと合わせてダンサーたちの動きのテンポが上がっていく。洗練された身体が織りなす軽やかでしなやかな表現はロマンチックで美しい。だが、約70分の作品終盤を迎えたころ、それだけではない何事かに触発されて心のうちが振動したように感じた。心に響いたものは一体何だろうかと考えている。 美を希求する芸術表現に関して、表現の意味を問うのは場合によってはナンセンスかもしれない…
ミニマル・ミュージックの創始者、テリー・ライリーが1964年に発表した代表作「In C」。世界中のダンスカンパニーが挑み続けているこの名曲を、振付家・演出家 山田うん が2022年に蘇らせる。音楽制作はヲノサトル。衣装デザインは飯嶋久美子。不協和音が響きわたる時代に提案する、鮮やかな動きの骨格。12人の新進気鋭ダンサーとともに、今、立ち上がる。「In C」はテリー・ライリーが1964年に発表したミニマル・ミュージックの出発点。53の断片を演奏者が任意に演奏し、単純な反復やわずかな音型変化などによって展開していく、ハ長調(コードC)の楽曲。この音楽の誕生は、それまでのクラシック音楽の文脈から離れ…
花總まり 東京都出身。宝塚歌劇団で歴代最長記録となる12年3か月間、娘役トップスターをつとめる。退団後も『レディ・ベス』『エリザベート』『シークレット・ガーデン』『ベートーヴェン』等の舞台で活躍。2016年に菊田一夫演劇賞大賞を史上最年少で受賞するなど、受賞多数。ヘアメイク:野田智子、スタイリスト:戸野塚かおる ©Marino Matsushima 禁無断転載 ある日、銀行が強盗に襲撃され、現場にいた人々はそれぞれに、不思議な現象に見舞われ始める。主婦ステイシーの場合は、身長が少しずつ縮み始め、数学好きの彼女は「このペースで縮み続けた場合、8日後に起こること」に気づいてしまう。気のせいだと笑っ…
<プレシーズン> ◇KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『ライカムで待っとく』 5月24日(金)~6月2日(日) 中スタジオ 作:兼島拓也 演出:田中麻衣子 出演:中山祐一朗 前田一世 佐久本宝 蔵下穂波 小川ゲン 神田青 魏涼子 あめくみちこ ◇KAATキッズ・プログラム 2024『ペック』 7月上旬 大スタジオ 作:アンディ ・マンリー、イアン・キャメロン、ショナ・レッペ 音楽:ウィル・カルダーバンク/サウンドコラボレーター:荒木優光 出演:アンディ・マンリー ◇KAATキッズ・プログラム 2024『らんぼうものめ』 7月下旬 大スタジオ作・演出:加藤拓也 <メインシーズン「某(なにがし)」…
久々のブログの更新で、メイさんに紹介してもらっているのにも気づかなかった。 199.hatenablog.jp ありがとうございます。豊岡演劇祭で会えるのが楽しみ(私信) 帰国後、何故か一時帰国と間違えられることが多い。そうしたい気持ちはありつつ、しかし目の前の大学を卒業しなければならないので本帰国(?) 帰国後は実家の方にいると、ヨーロッパでの生活が嘘のように全く上演に触れられない生活で1か月と少しを過ごした。その間に観た作品。 ・宝塚花組公演『鴛鴦歌合戦』『GRAND MIRAGE!』 ・令和5年夏休み文楽特別公演『夏祭浪花鑑』 ・PARCO『桜の園』 ・東京芸術劇場『エブリ・ブリリアント…
7/22(土)13:00~ 兵庫県立芸術文化センター 中ホール 【原作】レフ・トルストイ【脚本・音楽】マルク・ロゾフスキー【詞】ユーリー・リャシェンツェフ【翻訳】堀江新二【訳詞・音楽監督】国広和毅 【上演台本・演出】白井晃 【出演】ホルストメール 成河 セルプホフスキー公爵 別所哲也 牡馬/伯爵他 小西遼生 牝馬/マチエ他 音月桂大森博史 小宮孝泰 春海四方 小柳友浅川文也 吉﨑裕哉 山口将太朗 天野勝仁 須田拓未穴田有里 山根海音 小林風花 永石千尋 熊澤沙穂 【演奏】小森慶子(S.sax.)ハラナツコ(A.sax.) 村上大輔(T.sax.) 上原弘子(B.sax.) 【美術】松井るみ【照…
三年越しの公演。上演時間は休憩20分を含む約2時間25分(1幕:1時間15分(休憩20分)2幕:50分)アフタートークが終わったのか21:45頃で帰宅が遅かったので取り急ぎ、Tweetした感想を載せておくことに。 世田谷パブリックシアターにて『ある馬の物語』観劇。J列センターブロック。 ちょっと… めちゃめちゃすごいんですけど成河くん。前世は美しい斑らの馬ですか? 白井さんの演出も楽しい。(成河くん「わたしは真悟」のときは産業用ロボットの生まれ変わりかと思ったのを思い出したわ。あの舞台、白井さん演出協力で入ってた)(成河くんだと「できる」から、演出もエスカレートしていくサド演出家・白井晃さんで…
去年、あれこれ観に行ったので、備忘をば、 舞台ってヨイ! 。⚪︎。In C / Co.山田うん。⚪︎。 「山田うんさんはいい…いいよ……」と、口伝の口コミをうけ、いってきました。わたしが観に行ったのは、青山スパイラル。 最初、舞台美術をパフォーマンスしながら演者が運んでくるのですが、とても身体的な動きで、空気が張り詰めててすてきだった。演者が運んでくるかたちでの舞台転換、大道具の移動をするの、演劇でもダンスでもいくつかみたことあるのですが、幾何学的な動きのものが多い気がする。 抽象度の高い作品で、震災の瓦礫を模した(のかな?)の煉瓦。わたしには舞台と瓦礫の関係性が、身体とロゴスの関係性にもみえ…