コミュニケーション・インストラクター。
岡山県生まれ 1984年ベネッセコーポレーション入社。進研ゼミ小論文編集長として高校生の「考える力・書く力」の育成に尽力。 2000年に退社。同5月より「ほぼ日刊イトイ新聞」に「おとなの小論文教室。」を連載中。 以降、執筆、講演、編集長・ライターの育成など文章表現教育を幅広く行うようになる。さらには、大学のコミュニケーション論、企業研修、就職活動中の若者のコミュニケーションサポート、各地でのワークショップなど多数行う。
ずっと家にある本だけど、わたしは買った記憶がない。家族に聞いても買っていないという。わたしの本棚にはたまにそういうことがある。 あなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫) 作者:山田ズーニー 筑摩書房 Amazon 山田ズーニー著『あなたの話はなぜ「通じない」のか』を読んだ。著者については、ほぼ日のサイトで小論文のことを書いている人、というくらいの理解だった。 この本は、いわゆるコミュニケーション術の本ということになりそうだけど、わたしにとっては文章術…というか、文章を書くうえで大切な根っこの部分が詰まった本に感じた。 プロローグに、本の内容が簡単に説明されている。10ページ足らずの文章…
松下幸之助さんは、「道をひらく」(PHP研究所 1968年)の中で次のように述べておられます。 この素直な心 自然な心のなかにこそ 物事のありのままの姿 真実をつかむ 偉大な力がある ところが、人間にはなかなか素直になれない性質があります。 出口治明さんは、「最後の講義 完全版」(主婦の友社 2021年)の中で、「人間は自分が見たいものしか見ない動物ですから、なかなか世界をフラットに見ることはできません」と述べておられます。 また、岡本純子さんは、「世界最高の話し方」(東洋経済新報社 2020年)の中で、「人は『自分が聞きたい情報だけ』を受け入れる生き物」と述べておられます。 これは、心理学用…
「働くためのコミュニケーション力」 山田ズーニー 著 ちくま文庫 コミュニケーション力が重要と言われて悩む人が多い なぜ私の話は聞いてもらえないのか? などなど この人の著書は色々あるので、 表現方法に工夫をしてみたいという方はちょっと興味を持ってみるといいかと。 やれている人は無意識にやっていることなので、 他の人から 「なぜできるのですか?」 と言われても、答えられるとは限らない要素が沢山ある。 そんな部分を言語化してくれていると思って私は読んでいる。 「あ~そういえばいいのか」と。 私は、関西医療大学という大学で教員として学生さんと接している。 そんな中でコミュニケーションに関してアドバ…
今日は読書感想文。 山田ズーニーさんの本で、今の私にまさに!打ってつけの本だった。 10年くらい前に一度読んだことがあるが、 殆ど内容は忘れていて(おい)、 たまたま本屋で見かけぱらぱら読み返したところ、 ちょっと読み直した方がいいのではと思い、再購入した。 目から鱗が落ちまくった。 わさわさ落ちる音がしたんじゃないかというくらい。 一番心に残ったのは、 人に話しを聞いてもらうには、自分に「メディア力」があるか否かという点。 メディア力とは、コミュニケーションをしている相手が、 私の話しを聞くだけの価値を感じているかどうかということ。 今まではリクルートの肩書、マネジャーの肩書があって、 その…
私は人間関係をうまく構築するのが苦手だ。 一人でも結構平気な方だし、 友達も、狭く深くを好む方だ。 なので、今までに仕事でも、まわりと良く(よーく)ぶつかった。 ぶつかった結果、信頼関係が構築できるのであれば良いが、 結局関係性が破たんしたことも多かった。 以前、私の上司が、 「お前は会社をやめた後、人間関係で苦労するんじゃないかな」的な ことを言ったこともあったなぁ。 でも。 多分それを言っていたら、誰かと仕事をする限り、うまくいかない可能性が高い。 かつ、それで損をするのは自分だなぁと昨日ぼーっと考えた結果、 今日は本を読んでいる。 山田ズーニーさんの”あなたの話はなぜ「通じない」のか”と…
【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 山田ズーニーさんって女性なんですね。 ご存知でしたでしょうか?(笑) ズーニーというネーミングと文章指導という硬いイメージから、てっきり男性だと思っていました。 文章を読んでいて、関わる題材によって、女性っぽくなっていくもんだなーと感じていました。(笑) ズーニーとは、カシミール後で「月」という意味で、北インドのカシミール地方を旅したときに地元の人につけられた名前である。(ウィキペディア) というわけで、ズーニーさんは、月のように美しい人です。 ツイッターで、「山田ズーニー」を検索すると、「山田ズーニー」さんがたくさん出てきます。…
山田ズーニーさんの『おとなの進路教室』に関して この記事では、山田ズーニーさんの『おとなの進路教室』について紹介します。 おとなの進路教室。 (河出文庫) 作者:山田 ズーニー 発売日: 2012/04/05 メディア: 文庫 1.読んだ感想 会社の後輩に勧められ、山田ズーニーさんの『おとなの進路教室』に出会うことができました。 自分の未来や現状の仕事に不安を感じているけど、どんな仕事が自分にいいのか悩んでいる そんなあなたにおすすめの本です。 自分らしい進路を切り拓くにはどうすればいいか、読みながら“考える”コラム集となっており、 仕事に対する自分の姿勢はどうだろう?と考えるキッカケをくれた…