ワタシの人生に、タイトルなんて必要なんでしょうか?嘘のない振り切った彼女たちの生き様に心揺さぶられる傑作。社会に掻き消されている切実な声なき声が次々に溢れ出てきて、ただ生きることそのものに一筋縄ではいかない難しさやきつさを内包している様が、随所に描かれる。心が擦り減りそうになるくらいに色々と突き刺さってきた。それはその道を進んで選んだ人たちでなく、選ばざるを得なかった人たちの物語であるから。消費され続ける現実と抗いきれない現実がそこにはあって、その中でも日々を生きていく。でもこれこそが心の底から自分を生きているってことなんじゃないかとも同時に思った。自分に嘘…