山田克哉氏のE=mc2のからくり エネルギーと質量はなぜ「等しい」のかを読んだ。E=mc2はあまりにも有名な式であるけれど、アインシュタインはいったいこの式をどのように導き出したのかは以前から不思議に思っていて、この式だけではなく、どのような発想で相対性理論を構築したのだろうと疑問に思っていた。本書は少なくともE=mc2に関してはどのように導き出されたのかが説明されているのではないかと読んだのだが、果たしてこの本に書かれている説明でいいのだろうか?という疑問が頭の中に渦巻いている。その説明は250ページほどある本書の180ページから説明されるのだが、その説明があまりにも納得がいかず、その後の解…