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山田風太郎

(読書)
やまだふうたろう

やまだ・ふうたろう(1922年-2001年) 小説家。
推理小説、時代小説を中心に活躍。

略歴

1922年(大正11年)1月4日、兵庫県養父郡関宮村(現・養父市)生まれ。本名・誠也。父は医者、母は医者の娘。その父は1927年(昭和2年)に死に、母は後にその父の弟である叔父と再婚し、そしてまた、風太郎が中学1年から2年に上る春に死亡する。叔父は再婚して医者を続け、風太郎の帰郷先となる。叔父夫婦に子供はなかった。1943年夏、家出。東京の沖電気に就職。医学校進学を目指し仕事の傍ら受験勉強を続ける。昭和19年、召集令状がくるが「肺湿潤」にかかり、徴兵検査不合格(即日帰郷)。直後に入試を受け医学校入試合格、東京医学専門学校(後の東京医科大学)に入学し、卒業。(以上、山田風太郎『戦中派不戦日記』講談社文庫、橋本治による解説から)。

2001年7月28日午後5時半、肺炎のため東京都多摩市の病院で死去。79歳。
戒名は「風々院風々風々居士」。
「風の墓」とのみ刻まれた墓碑が八王子市の川上霊園墓地に建つ。

代表作

1947年(昭和22年)東京医学専門学校在学時に「達磨峠の殺人」を「宝石」誌の懸賞小説に投じ、入選する。
1958年(昭和33年)に発表した「甲賀忍法帖」や「くノ一忍法帖」などの忍法帖シリーズが一大ブームに。「魔界転生」をはじめ映画化された作品も多い。
その後、「警視庁草紙」「幻燈辻馬車」など明治時代を描く作品を発表。高い評価を得る。最後の長編は「柳生十兵衛死す」
昭和20年敗戦前後の日記「戦中派虫けら日記」「戦中派不戦日記」「戦中派焼け跡日記」、「戦中派動乱日記」多くの著名人の臨終の模様を享年別にまとめた「人間臨終図巻」など。

受賞歴

1949年(昭和24年) 「眼中の悪魔」、「虚像淫楽」で探偵作家クラブ(現日本推理作家協会)賞を受賞。
1997年(平成9年) 第45回菊池寛賞を受賞。
2000年(平成12年) 第4回日本ミステリー文学大賞を受賞。

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