勿論「湘南ライン」のもじりだろう。 また、こんな路線あるはずも無く、作者が年少の頃から鉄道が好きで長じて鉄道専門の写真家になったことも意味しているわけで。 実際のタイトルは”山﨑友也写真展”。 それにしても、近来稀に見る面白い仕掛けの展覧会。 受付のお姉さんは車掌さんの格好をしており、入場すると切符を渡してくれる。 それを左手に在る、昔の改札を模して造られた入場口に持っていけばちゃんと鋏を入れて呉れる。 両脇に広がるのは車窓の様に造られた展示パネル。灰皿や物掛けもしっかり完備され、天井には中吊り広告まで。 沿線の風景や、電車を利用する人、または歓迎する人々を眺めながら歩を進めれば、会場の中ほど…