都内某スタジオ。ここの喫煙所は非常階段近くにあるのだけれど、外を覗くと目がくらむほど高くて怖い。高さでいえば10階にある仕事場のベランダの方が高いはずなのだけれど、そこは全然平気なのにここはなぜか怖い。下の景色に吸い込まれそうになるのである。二輪試験の幅30cmの一本橋は何メートルでも走れるけれど、幅1メートルの堰堤の上は絶対走れない、絶対落ちると感じる。昔、ダム工事を手がけていたころはその高さは全く平気だったのに、昨年そのダムに行ったら下を覗けないほど怖かった。おそらく高さというのは慣れなのではないだろうか、「落ちたらどうしよう」という最悪の結果の想像が恐怖心を煽るのだろうけれど、毎日見るこ…