児童養護の父、石井十次とは 児童養護の父と呼ばれるのが、石井十次さんです。といっても石井十次さんが活躍したのは明治時代。ずいぶんと昔になります。 石井十次さんは1887年(明治20年)に岡山孤児院を設立し、無制限収容主義を唱えました。無制限収容主義とは、その名の通り、無制限に孤児を収容すること。石井さんが資産家であれば可能かもしれませんが、彼にはお金がなく、頼るのは寄付だけでした。 児童福祉法が制定されたのが1967年ですから、国がどうにかしてくれる時代でもありません。お金もないのになぜそんな事業をはじめたのかといえば、神への信念だったといわれています。 石井十次さんといえば他にも宮崎県の茶臼…