はじめに 本を読むことは楽しい。小難しい理由など存在せず、ただただ楽しい。この単純な事実を思い出させてくれるから、私はこの本が好きだ。 この心地良さは、ある意味で自分の普段の行い(=読書)を肯定してくれている気がするからなのかもしれない。読書は基本的に孤独な営みだが、特に読書仲間などいない私のような人間にとって、本を読んでいることは一人孤独な壁打ちに近い。 だから、こうして読書している人間が他にもいることが感じられると嬉しいし、読書をしても良いんだと、安心する。そんなこともあって、読書について語られた本には自然と手が伸びてしまうのかもしれない。 そして、この本はそんな本の中でも、図抜けて面白い…