「平安神宮の古本まつりで東寺済世病院長小林参三郎夫人の小林信子宛絵葉書を掘り出すーー『静坐』(静坐社)の総目次を期待ーー - 神保町系オタオタ日記」などで言及した『静坐』(静坐社)の裏表紙には、日本各地(台湾・朝鮮を含む)・満洲で開催された静坐会が掲載されている。写真は、17巻2号、昭和18年8月からである。これで驚いたのは、峰岸米造の名前が載っていることである。峰岸の静坐会については、『定本漱石全集』20巻(岩波書店)注解への若干の補足ーー漱石夫人夏目鏡子と岡田式静坐法ーー - 神保町系オタオタ日記」で言及したことがある。夏目漱石の夫人である夏目鏡子が通っていた静坐会である。峰岸は、明治3年…