質問する,問い返す――主体的に学ぶということ (岩波ジュニア新書) 作者:名古谷 隆彦 岩波書店 Amazon 【18/01/17】 意図することなく、3冊続けて教育に関する本を読んだ。この本は、主として子どもを「学ぶ主体」として確立を目指す取り組みについて取材されたものである。特定の科目についての新しい「学習法」や「教授法」を伝えようとするものではない。最後の章で「ぶれない人は格好いいか」と問いかけられている。これについて私は、人には「間違う権利」があるのと同時に、「誤りを訂正する権利(と勇気)」とを持ち合わせているのではないかと思っている。その往還ないし相互作用の中から、「自ら学ぶ主体」が…