少し前に読んだ「誰でも、みんな知っている これは、アレだな」という本の中で著者の高橋源一郎さんが取り上げていたブックレットです。 とても気になるタイトルで、論じている内容にも興味があったので手に取ってみました。 著者の小野寺拓也さんは、東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授、田野大輔さんは、甲南大学文学部教授で、いずれもドイツ現代史が専門の研究者です。 提示されたコンテンツにとどまらずその立論プロセスもとても勉強になり、いくつもの有益な知見を授かることができました。それらの中から特に私の印象に残ったところをいくつか書き留めておきましょう。 まず、「第一章 ナチズムとは?」の中で明らかにされた…